大人にキレイと未知を from mm
2020/09/05
大人気ケアスタイリングブランド「mm(ミリ)」は、これまで全国各地で「ミリ活」(女性美容師の大事なお客様のヘアライフを、デジタルとリアルを通じてちょっと=1mmあと押しする活動)を開催してきましたが、2020年に入り、新型コロナウイルスの影響を受けて開催を見合わせていました。緊急事態宣言が解除となった6月某日、「mm(ミリ)」アンバサダー向けのエリアミリ活をオンラインにて開催。bex名古屋スタジオから、オンラインでアンバサダーのみなさんとつながりながらの開催となりました。
今回は元美容師で、現在はカメラマンとして活躍中の高木慎平さんをゲスト講師に迎え、「スマホで動画を編集する」ということをテーマに解説していただきました。
「僕は『Videoleap』というアプリを使って、撮影した動画を編集しています。余計な所をカットしたり、2倍速にしたり、画像に合わせて文字を入れたりできます。動画は最初にまずスタイルの完成形を見せてから施術プロセスを見せることが大事。ゴールを先に見せるほうがわかりやすいんです。最後にもう一度完成形を360度ぐるっと見せるといいと思います。また、みなさんも店内で撮影することが多いと思いますが、店内は暗いのでライトを当てるとキレイに撮影できます」
最初は高木さんのスマホを使ってのデモンストレーション。「mm(ミリ)」を使ったスタイリング動画を例に解説していただきました。
スマホに保存されている動画を読み込みます。施術プロセスの動画と完成形の動画など、動画が複数ある場合は順番を決めて、まず動画を明るくします。「フィルター」で色をつけることもできますが、結構色が濃いので注意が必要です。
次に「アニメーション」で「START!」などの文字やシールやスタンプを動画に入れていきます。こうすると動画が華やかになり、見る人に強い印象を与えることができます。何個も入れられますので、ポイントでいくつか入れるとよいでしょう。
「トランジション」というエフェクト(視覚効果)を使って動画と動画をつなぎ合わせる時のつなぎ目の加工をします。じわ~と画面を切り替えたり、ズームしたりするなどの加工ができるので、これをうまく使うとカッコいい動画になります。
画像を分割します。たとえばアイロンで巻くなど同じ作業が続く時は、全部のシーンを入れると途中で見るのを止めよう思われてしまう可能性が高いので、手の動きがわかるくらいに早送りにしたり、繰り返しの部分は分割して削除したりします。逆にゆっくり見せたい時はスローモーションにします。撮影中にミスした所も分割してその部分だけ削除すればOK。この「分割」という作業が、動画編集においてはとても大事です。
スタイリング動画は手元を見せることが大事です。アップで見せたい所だけを分割して変換し、画像をアップにして手元をしっかり見せます。これができれば、動画の撮影時にわざわざカメラ位置を変えてズームしなくても大丈夫です。
「テキスト」という機能を使ってプロセス解説を入れていきます。スタイリング動画は説明文も大事な要素ですので、画像を分割しながら入れたい所に文字を入れ、分かりやすい動画にします。
最初に入れた完成形の動画を最後にも入れ、「After」などのシールを入れればできあがり。BGMを入れたい場合は「オーディオ」→「ミュージック」から選択して入れることもできますし、「ナレーション」を入れることもできます。
続いては、アンバサダーのみなさんに実際に自分のスマホで動画を編集していただきました。オンラインで高木さんがアンバサダーのみなさんの動画編集作業を見ながら、丁寧にアドバイス。みなさん、戸惑いながらも動画を自分流に編集していました。そこで高木さんにいくつか質問が上がりましたのでご紹介します。
Q 2倍速にすると、声も早くなるのですか?
A そうです。ですので、声が入っていない所(声が終わってから)2倍速にするといいと思います。
Q テロップは、どのタイミングで入れるのがいいですか?
A 動画の全体の構成が完成してからがいいと思います。
Q テロップを入れる時のコツは何かありますか?
A 「シェイプ」という機能を使って、帯をつけたりするのがおすすめです。
Q 動画の長さはどれくらいがいいのですか?
A 1分くらいがベスト。施術が複雑なものでも3~4分ですね。それ以上だと見る人が飽きてしまいます。
Q 高木さんは普段、動画の編集をするのにどれくらいかかりますか?
A 1時間くらいです。まず素材を分割するのが先。そうすると早く編集できます。数をこなすことも大事です。
Q BGMはどんな曲を選んだらいいのでしょうか。
A 声が入っていなくて明るい曲を選ぶようにしています。BGMが入っているほうが、見てもらいやすいと思います。
「人が編集しているのを見るのって、楽しいですね。こんなスタンプ押すんだ~って!」と率直な感想を話されていた高木さん。ひとり1人、編集の様子をチェックしてくれました。
最後に「mm(ミリ)」の上手な使い方の最新バージョンをbexと共同開発メンバーからご紹介。
ワックスフォーム×オイル・・・ヘアアレンジの最初にワックスフォームを髪全体にもみ込んでウェーブ感を出したら、オイルをつけてツヤとまとまり感をプラス。
https://www.instagram.com/p/B3YL-FwFgCj/?utm_source=ig_web_copy_link
ワックス×クリーム・・・ボブヘアをまとめる際、ワックスとクリームを1プッシュずつ手のひらに出し、混ぜ合わせてから髪全体になじませることで、崩れにくさと保湿力をプラス。
https://www.instagram.com/p/B26KwpzAhTM/?utm_source=ig_web_copy_link
クリーム×オイル・・・簡単アレンジ前の寝グセ解消。クリームとオイルを混ぜてつければ、寝グセもボリュームダウンでき、オイルのウェット感でおしゃれに!
https://www.instagram.com/p/B2jUHcqAFK0/?utm_source=ig_web_copy_link
◎束感のある前髪アレンジ(お客様の声/束感アレンジ、伸びかけ前髪のアレンジが知りたい)
https://www.instagram.com/p/B7xksiXhiVb/?utm_source=ig_web_copy_link
◎小物使いアレンジ(お客様の声/帽子に似合うまとめ髪アレンジが知りたい)
https://www.instagram.com/p/B3jTfnBHnfu/
◎簡単セルフアレンジ(お客様の声/こなれ感、垢抜け感のある簡単アレンジが知りたい)
https://www.instagram.com/p/B82QIrPhZ_f/
「この時期、マスクの蒸気で前髪にクセが出やすく、オイルだけだと物足りないのですが、オイル+クリームをドライ前に使用するとよかったです。サラサラになるし、ベース作りにいいです」(キッカワミワさん/Cocoon)
「クリームバターとオイルを混ぜて使うと、細い髪の方でもツヤ髪になってベタっとしないんです。オイルだけだとベタっとする髪質の方でも、束感とツヤ感を出せます。ワックスとオイルを混ぜるのもありかと思います!」(津田 恵さん/Laf from GARDEN)
「重めの質感が好きな方には、オイルとバターを混ぜるといいと思います」(小池 茜さん/MINX銀座店)
「基本的に混ぜなくても使えるように作っているため、単品使いが多いです。どの髪質にも合うように作っていて、ストレートに使いやすいのが『mm(ミリ)』のいいところ。ドライ前にトリートメントフォームをつけて、オイルモイストを上からつけたりはします」(津村佳奈さん/Un ami Omotesando)
オンラインということもあり、いつもの「ミリ活」よりはやや短めの2時間でお開きとなりましたが、美容師さんにとって今では動画編集も大事な”仕事”。みなさん、色々な学びを持ち帰っていただけたのではないかと思います。
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