b-ex journal 編集部
2023/12/27
b-ex_palette（ビーエックスパレット）では、11/27（月）に若手人気美容師の伊藤愛さんを招いてセミナーを開催いたしました。
セミナーでは、デモンストレーションを通し、カットとスタイリングに秘められたポイントを伊藤愛さんが丁寧にレクチャーしてくださいました。今回は、セミナーの内容から一般の方でも参考になるポイントをピックアップし、画像とともにお伝えいたします。
スタイリスト歴9年、仙台のサロンMAISONと東京のgood thingに所属している伊藤愛さん。インスタのフォロワーが21万人以上いる人気若手美容師です。
●伊藤さんのInstagram：@maison_ai
カット前のスタイルは画像の通りです。
モデルさんのご要望は、「バッサリ切りたいです。細かいスタイルはお任せいたします。ただ、スタイリングに凝らなくても決まるスタイルがいいです。」とのこと。
ご要望通り、スタイリングしなくても決まるようなスタイルを目指しました。
まずは完成したボブのスタイリング方法を解説し、次にカットのポイントを紹介しますので、ぜひ最後までお読みください♪
カット直後のスタイルは画像の通りです。
ここから、今回は「あまり髪を巻かない」という方でも試しやすいスタイルをつくっていきます。
使用するのはストレートアイロンです。ショートヘアの場合は小回りがきくので、カールアイロンよりもストレートアイロンがオススメ！
手順は下記の通りです。
①もみあげ部分の髪を内側に向かってコテで癖をつけて、丸みをつくりましょう。サイドだけでもOKです！
②前髪のサイドを後ろへ流すように整えます。また、顔周りは頬骨にかかるように、前髪サイドに重みが来るようにしましょう。ただし、前髪の正面部分は薄めに残します。
③サイドより後ろの毛先は2～3センチを外はねにしましょう。癖で外はねにならない場合、髪を開いてアイロンをかけるのがコツです。
④最後は後頭部。外ハネは表面だけでもOK！後頭部がペタンとしてしまう場合は、内巻きにして丸みをつけるのもオススメです！
ストレートアイロンでセットした直後はこちらです。
動きを付けたことでカット直後より、大人っぽい雰囲気になりました。
今回は、ヘアアイロンで形を整えたあと、下記の手順でスタイリングしました。
①まずは、バームタイプのスタイリング剤をしっかり手に伸ばします。手に付いたスタイリング剤は、耳を拠点に大きいCを描くように、毛流れを付けながら塗布します。
②次は、内側の髪を手に取り、外に向けて内側の髪がむき出しになるように整えていきます。
③サイドは残ったバームで指先を使って塗布します。根元につけるとボリュームダウンしてしまうので、毛先だけつけるように気を付けてください。
④次は前髪。こちらも毛先だけつけるように気を付けます。
⑤全体のシルエットを見て、高さが出るように調節。トップの髪をつまみ、手に残ったバームでボリュームと束感を出していきます。
⑥最後は「ロレッタ エメ グロスキープスプレー」を吹き付けて、ツヤ感を出します。トップは避け、毛先を中心にスプレーしましょう。
スタイリング後はこちらです。
毛先にプツっと感があるトレンドの重めショートボブになりました！
▼スタイリングで使用したアイテムはこちらです。
ここからは、実際にセミナーで行ったカットの方法について詳しく紹介します！
まずはカットの前の準備です。耳の前だけをザックリ切り、イメージを固めます。あとで調整ができるように、肩へ髪がつくくらい長めにカットします。
毛先がプッツリと切り揃っているのがトレンドのスタイルです！
今回は、後ろまで同じ長さで切りそろえるのではなく、前下がりに見えるように調整します。さりげない前下がりボブは後頭部が丸く見えるため、オススメです。
正面から見て、長さをチェックします。もしバランスが悪い場合は切りそろえるためです。まだ調整が可能なので、もし要望とズレていた場合は、この段階で美容師さんに相談してくださいね。
今回は後ろからサイドに繋がる部分を短くし、丸みを意識して切りました。
毛量によって左右差があるため、調整します。重めのボブを目指している方は、梳きすぎないのがポイントです。
毛量が多い方は梳いてほしいと頼む方が多いと思いますが、梳きすぎると短くなってしまうので、美容師さんと相談しながら調整しましょう。
梳き終わったら、顔周りの長さを整えます。
今回は、モデルさんの雰囲気に合わせて前髪は巻かないでもよい長さにしています。眉毛がギリギリ隠れるくらいに、サイドへ繋がるラインは斜めにカット。毛先が口角辺りまでの長さにしました。
モデルさんいわく、「見た目は重めだけど、軽いですね。」とのこと。今回のスタイルであれば、重めボブでも毛量が多すぎて困ることはありませんので、ご安心ください。
今回のセミナーでは、活発に質疑応答が行われました！そのなかで、普段のスタイリングでも参考になる内容をご紹介します。
回答：大丈夫です！巻いたり、スタイリング剤の付け方を工夫すれば硬毛の方でもボブスタイルを楽しめますよ。
回答：梳きすぎなければできます！スタイリングの際は、大き目のカールを作り、バームは使わずに「ロレッタ エメ グロスキープスプレー」だけで仕上げるのがオススメです。
回答：小回りが利くので、ストレートアイロンがいいですね。設定温度は170度がオススメです。
回答：インスタでも紹介している小さいクリップを使い、耳前をしっかり残して耳掛け風にするのがいいですよ！
しっかり耳にかけてる感じがよい方は、もみあげ部分のみ残して、あとはクリップでとめましょう。
回答：オイルですね。付け方はバームと一緒です。基本的には髪質で使い分けるとよいでしょう。
ショートボブの方は、まとまりが欲しいのでバームがオススメです。もし耳掛けしたい場合は耳周りを中心につけましょう。
また、「ロレッタ エメ ホールドスプレー」なら、耳掛けスタイルだけ固めるのも可能です。
今回のセミナーでは、トレンドの切りっぱなしショートボブについて、スタイリングやカットの方法を伊藤愛さんに詳しく解説していただきました。
ボブヘアを検討中の方や、毎朝のスタイリングにお悩みの方には参考になったのではないでしょうか。
今回レポートした内容をもとに、ぜひ髪型選びやスタイリングに活かしてくださいね♪
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