安川 紘樹
2016/04/13
皆さん初めまして。
兵庫県姫路市で美容師をしておりますZAZENの安川です。
さて…
皆さんは市販されているカラー剤を使われた事があるだろうか?
誰しも一度は使われた事があると思います。
現在は市販カラー剤も昔よりかなりよくなってきているようで割とキレイに染まります。
そう…
「どんな髪質の方でもキレイに染まる」
これが市販カラー剤の特徴です。
一見良さそうに感じますが、意外な落とし穴が存在します。
だということ。
健康な髪の状態のところには良いが、ダメージを感じる部分にその薬剤がつき更にダメージを感じるように…
頭皮への影響。沁みた、かぶれが出た…
色が入りすぎて均一に染まらなかった…
ムラになった…
などといったトラブルが想定されます。
美容室でのカラーではこういったオキシというものを使ってパワーをコントロールしその人その髪に合ったベストを作ります。
最近はカラーをしてもダメージを感じない事がほとんどです。
カラー剤の進化だけでなく、カラー剤のパワーをオキシでコントロールしているからというのも大きな要因です。
色の種類も豊富です。
調合は無限大。極限のアッシュを作ったり、ほのりと感じるアッシュを作ったり、アンダートーンを見極め、希望の色の邪魔をしている色を打ち消したり逆に補ったり。etc…
カラーは奥が深いのです。
塗布技術。
スピード、コーミング、塗布量、塗布の順序、根元ギリギリ、根元空け、根元たっぷり、間抜き。etc…
挙げればキリがないほど塗布技術は多く、その人に合ったテクニックを選択し施術します。
とても大切です。
使わないに越したことはありません。
しかし、予算や時間の問題もあると思います。
自分もそうなのでよくわかるのですが”白髪”がすぐ気になってくる…
僕のお客様でもホームカラーをされる方は白髪染めの方で(ファッションカラーのホームカラー率は0)一定数いらっしゃいます。
そういったお客様には必ず…
「絶対に毛先につかないように、顔周りや分け目の気になる部分だけにしておいて下さいね。」
と…
これは徹底しています。
全体染めの場合は自分でやるとムラになりやすいので、誰かにやってもらうのが一番かなと思います。
気になる部分のみササッとカバー。
最近は汗で落ちないものが大半なのではないでしょうか。
THROWからも出ます。
市販のカラー剤を”絶対悪だ””絶対ダメだ”とは言わないですが…
そこは美容師です。オススメはしません。
ただ致し方ない場合もあるかと思います。
その時にはきっちりとメリットデメリットを頭に入れておきましょう。
「美容室でのカラーがやっぱり1番」
と選んで頂ける様に日々励んでいきたいと思います。
素敵なヘアカラーライフを。
是非ご参考ください。
ZAZEN
安川 紘樹