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絶対失敗しないホワイトシルバーの作り方を紹介!【カラーレシピあり】

樋口祐次郎

樋口祐次郎

2023/11/21

今回はご新規でカラーのみのお客様の事例をご紹介します。

お客様の要望は、ホワイトかシルバーでした。

この2色のイメージは人によって見えてる感覚が違うので、施術前に画像などでしっかり確認する必要があります。(※加工画像の場合もあるので)

今回お客様から見せていただいたのはシルバーよりの画像だったので、見え方的にシルバー系にしました。

ホワイトシルバー施術前の様子

まずはビフォーですが、次の画像のように正直かなり不安な状態でした…。

【Before】

ビフォー

2カ月ほど前にセルフでカラーバターの濃い緑をしたとのことで、部分的に緑がかなり残っています。さらに、その前の履歴を聞いてみると、1年以内にピンクや黒染めの履歴もありました。

カラーの履歴が多く、髪の中がどうなってるか分からないので、シルバーやホワイトのような薄く染めていくカラーは不安要素が多いです。

このような場合は、カウンセリングで事前に起こりうる結果をお客様に伝えましょう。例えば、ブリーチで緑が落ちなかった場合や黒染めが残った際のフォローなどをお伝えして、共有することが大切です。

①ホワイトシルバーを染める前に!1回目のブリーチを実施

まずはブリーチをしてみないと結果が分からないので、1回目の抜け具合をみていきます。

ブリーチ1回目

不安だった緑は思っていたよりちゃんと抜けてくれました。ただ、かなりオレンジ味が強いのでブリーチ2回目いきます。

②2回目のブリーチを実施

ブリーチ2回目
画像のように、だいぶ中間部分もイエローまで抜けました。

ブリーチの回数を少なくしたいので、このままオンカラーをしようか悩みました。しかし、地毛もなかなかしっかりしたメラニンがありそうなのと、黒染め履歴がどこからなのかも分からないので、不安要素を減らすために3回目のブリーチを施術します。(根元〜中間のみ)

③3回目のブリーチを実施

ブリーチ3回目
やはり、まだメラニンを削れましたね。

ペールイエローくらいまで抜けてくれました。

④カラーシャンプーで洗う

カラーシャンプーを使って洗っていきます。

カラーシャンプーで洗う

個人的にはここで丁寧にカラーシャンプーの手間を入れると、その後のカラーが変わると感じてます。

⑤カラー前にドライ!乾いた状態の色味を確認

オンカラーをする前に1度乾かして、ブリーチ具合を見ていきましょう。

乾かした後

画像ほどの色味であれば、カラーできそうですね。

⑥ホワイトシルバーでオンカラー!

それではホワイトシルバーにしていきます。

ホワイトシルバーを塗布

塗布量はケチらず全体に同じ量が付くようにたっぷり。

そして、ある程度発色するまでは無駄にコーミングせず、薬を剥ぎ取ってしまわないようにしましょう。

⑦仕上がりがこちら

【After】

ホワイトシルバーの髪

ホワイトシルバーの髪

根元から毛先まで均一なホワイトシルバーになりました。

ホワイトシルバーのカラーレシピ

ホワイトシルバーのカラーレシピは下記の通りです。

MT10:WHITE:V8 6:4:5%

注意点は3つ。

・シルバー感を強く出したかったのでモノトーンの割合を少し多く
・時間をしっかり置きたかったのでバイオレットレベルを9レベルに下げて比率を減らす
・バイオレットは時間を置くほど発色が強くなってホワイトやシルバーを通り越して紫色が出てしまうため、5%に設定

上記を参考に、カラーを作ってみてはいかがでしょうか。

ホワイトシルバーの施術で気をつけて欲しいこと

オンカラーの場合は、気を付けて欲しいことがあります。

・初めて担当するお客様は出来るだけ履歴をしっかりと聞き出す
・ブリーチ回数を惜しまずに根元〜中間のダメージレベルを毛先のブリーチ履歴がある場所と合わせる
・カラーシャンプーをしっかりする
・オンカラーの薬剤を均一に塗布する

上記に注意して、ホワイトシルバーに挑戦してみましょう!

ぜひ参考にしてください。

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宮城県の仙台市泉中央と富谷市成田でサロンを運営。オーナー兼スタイリスト。美容師以外にも見てもらえるような記事を書いていきます。
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