樋口祐次郎
2018/05/03
こんにちは!
仙台市泉区泉中央と富谷市成田で美容室をやってる樋口です。
今日は普段僕がサロンワーク中に気をつけていることをチラッと。
自分は特にキャラが強いわけでもなく、会話も面白くないので営業スタイルはお客様に合わせるタイプ。
基本的に自分からは話ししません。
そうなると必然的に施術に集中する訳ですがその分お客さまも五感が敏感になります。
なので、意識して気を付けていることを何点か。
・コーミングの当たりとスピード感(引っかからないようにとか)
・ハサミの開閉数(心地よく感じるように)
・声がけする声の大きさとタイミング(最初と最後だけ大事なところをまとめて話をして、お客様が無駄に相づちを打たなくていいようにする)
・スライスを取る、ハケを当てる、指が触れる施術(シャンプーやマッサージ)のファーストタッチを優しく。
・鏡に映る景色をキレイにする(自分の姿、作業のワゴンの状態、サロンの美化面)
などなど。
無意識でやってる部分もたくさんありますが、この中で意識ししないとすぐにダメになってしまうことがありまして。
最後の、”鏡に映る景色をキレイにする”です。
以前勤めていた時の先輩に指摘してもらってから守ってることがあるんですが、
「ワゴンの上のタオルをキレイに畳みなさい」
と言われたことがありまして、
カラーが終わった後にどこかを拭いたタオルや、シャンプーの後頭に巻いていたタオルを無造作にワゴンにボンッと置く動作。
例えばこんな状態↓
多分、ほとんどの方が無意識にしているのではないでしょうか?
見てる人は見てます。
タオルをボンッと置いて、グシャっとなってるワゴンの状態をお客様は見てるんです。
心の声「私もこういう風に扱われるのかなぁ・・・」
なんて。
そういえば昔、死んだおばあちゃんが、
『タオルの扱いと女性の扱いは大事にしなさい』
って言ってたような言ってなかったような気がw
お客様の心理
たまたまクシを耳に引っ掛けてしまったり、たまたまカラー剤を顔に付けてしまったり、ちょっと雑に感じるようなことをしてしまった時に
あ~やっぱりこういう人なんだ・・・ってタオルの状態と紐づけしてイメージを作り上げてしまうこともあるんじゃないかなぁと思うわけです。
お客様たちにとって美容室に来る日、時間というのは特別な時間なので、
サロンに来て帰るまでの間、目に入ってくるもの・耳に入ってくる音・自分の身体に触れるものが、優しくてきれいなものであって欲しいというのは仕上がりの満足と同じぐらい求められてるんじゃないかと。
長く仕事をしてると、決まったルーティーンで動いてしまってることが増えるので今一度自分のサロンワークも見直してみようと思います。