桑野 友春
2018/04/12
静岡県の掛川市の美容室『クラウンズヘア』のクワノです。
段々暑くなってきてお酒が美味しい季節になってきましたね!
夏に飲むお酒と言えば『ビール』
そう言えば昔こんな事聞いたことがありませんか??
もしかしたら現代だとあまり言わないかもしれませんが、僕が中高生のときには今ほどヘアカラーが浸透していなくてホームカラーもここまで普及していませんでした。
そんななかちょっとやんちゃの子達はこの『ビール』を使って髪色を染めようとしたことがありました。(懐かしい…)
というわけでこの疑問。
最初に結論を言ってしまうと
ビールで髪の毛の色は変わります
そうなんです。ビールによって髪の色は変わるんです。
ただ、「染まる」というよりは「脱色」されるというのが正しいのです。
ビールの中には「炭酸」が入っています。その炭酸が紫外線と反応することで髪の毛の中の「メラニン色素」を分解して脱色反応が起こります。
そのため、ビールを髪につけることによって髪の色が変わります。
といっても反応は軽微なものなため、すぐに明るくなるようなことはなく何度も繰り返してやっとちょっと明るくなる程度のものです。
注意しないといけないのは、当たり前ですがビールで髪を明るくするのは推奨しません。ビールの中の添加物やアルコールは決して髪の毛にとっていいものといえないですし、紫外線との反応のためダメージの原因となります。
勿論ヘアカラーもダメージはするのですが、現代ではヘアカラー自体の性能もトリートメントの性能も上がっているのでやはり美容院で染めるのが一番です。
そう言えば先程髪をあかるくする原因とでた「炭酸」
近年では「炭酸泉」など美容院のメニューとして髪の毛にとっていいものとしてメニュー化されています。
こちらは先程の炭酸と違い、 アルコールが含まれてなく髪や地肌に良い濃度に調整されているので地肌の血行を良くして、皮脂の汚れを除去して毛穴を引き締めるといった効果があります。
すると艶やかでコシを出し、抜け毛を予防するなど髪や地肌に良い影響を与えるといとわれています。
ですので全くの別物と考えていいです。
というわけで
ビールの炭酸によって紫外線の影響を受け髪の毛は脱色され色は変わる。ですがダメージするのでオススメは出来ない
のです。
ちょっと懐かしいのと、実験大好きな僕はちょっとこれ夏の研究に検証してみようと思います。
というわけで素敵なヘアライフを!!
クラウンズヘア
桑野 友春