IJK OMOTESANDO代表芝原俊輔
2024/03/25
IJK OMOTESANDO代表の芝原です。
「縮毛矯正した髪にハイライトを入れることはできる?」
「縮毛矯正とハイライトは同時に施術してもらえる?」
「縮毛矯正とハイライトはどの順番で入れるべき?」
縮毛矯正しているけどハイライトカラーに挑戦したい人もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論、縮毛矯正していてもハイライトを入れることができます。
ただし、同時に施術するのは避けた方がよいです。
今回は、縮毛矯正した髪にハイライトをする場合に注意すべきことを紹介します。
ベストな施術順・間隔もご提案しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
縮毛矯正した髪に、ブリーチ・ブリーチハイライトを入れることは可能です。
ただし、以下の3つの点に気をつける必要があります。
・縮毛矯正とハイライトを同時に行うのはなるべく避ける
・縮毛矯正をしてからハイライトの順で施術する
・縮毛矯正してから3日以上あけてハイライトをする
なぜこれら3つの点に気をつける必要があるのか?
それぞれの理由を以下で解説していきます。
▼ハイライトカラーについて詳しく知りたい人はこちらを参考にしてください。
縮毛矯正とハイライトを同時に行うことは避けた方がよいです。
理由として以下の2つがあります。
・施術時間がかかる
・髪や頭皮へのダメージが大きくなる
これらの理由から、縮毛矯正とハイライトの同時施術を断る美容院もあります。
どうしても縮毛矯正とハイライトを同じ日にやってもらいたい場合、まずは行きつけの美容院で相談するのがよいでしょう。
縮毛矯正・ハイライトにかかる時間の目安は以下の表のようになります。
表を参考にして、最短の場合の具体的な施術時間を見積もってみましょう。
縮毛矯正に3時間、ブリーチなしハイライトに1時間、その他カットやスタイリングに1時間かかったとすると、トータルで5時間です。
実際には個人の髪の長さや髪質、希望するスタイル、使用する薬剤の種類などによって、施術時間は大きく変わります。
時間に余裕のあるときでないと、そもそも予約ができない可能性もあるでしょう。
縮毛矯正とハイライトを同時に行うと、髪や頭皮へのダメージが大きくなってしまいます。
縮毛矯正とハイライトで髪が傷む理由は以下とおりです。
縮毛矯正でもハイライトでも髪の内部構造を変化させ、キューティクルを損傷するので、髪は傷んでしまいます。
それらを同時に行うと、傷つきやすい状態のところに次の施術で追い打ちをかけることに。
特に「医薬部外品」のパーマ剤やカラー剤を使う場合、全日本美容業生活衛生同業組合連合会(美容連合会)や日本パーマネントウェーブ液工業組合(JPWIA)が同時施術をしないよう自主規制を設けています。
参考1:パーマとカラーの同時施術について 全美連資料より
参考2:(別添1)パーマネント・ウェーブ用剤使用上の注意自主基準(令和3年6月28日)
なるべくダメージを少なくするため、縮毛矯正とハイライトは別日に行うことをおすすめします。
縮毛矯正とハイライトを両立したいなら、縮毛矯正→ハイライトの順番に施術するのがおすすめです。
ハイライトカラーのあとで縮毛矯正をすると、せっかくのハイライトが色落ちしてしまう可能性があります。
「縮毛矯正とハイライトの同時施術がむずかしい2つの理由」でもお伝えしましたが、縮毛矯正にはキューティクルを開く工程があります。
せっかくハイライトで色素を入れこんでも、縮毛矯正によってキューティクルを開くことで流れ出てしまうのです。
ここで、縮毛矯正で色が抜ける例を紹介します。
以下が縮毛矯正をかける前→かけた後の写真です。
<Before>
<After>
引用元:カラーと縮毛矯正、どちらからしたらいい?
縮毛矯正後の方が、色が抜けて明るくなっていることがわかります。
縮毛矯正→ハイライトの順番なら互いに影響が少なく、理想のスタイルに仕上げることができますよ。
縮毛矯正した髪にハイライトを入れるなら、3日以上間隔をあけるのがおすすめです。
「縮毛矯正とハイライトの同時施術がむずかしい2つの理由」でもお伝えしたとおり、縮毛矯正によって髪はどうしても傷んでしまいます。
髪や頭皮を落ち着かせる時間として、3日を目安に間隔をあけることが重要です。
JPWIAの自主規制にあるように、間隔をあけられる場合は縮毛矯正から次の施術まで1週間以上あけて髪を休ませるのがよいでしょう。
参考:(別添1)パーマネント・ウェーブ用剤使用上の注意自主基準(令和3年6月28日)
なるべく傷みを少なく縮毛矯正とハイライトを行う方法として「縮毛矯正をリタッチで施術+ハイライト」をおすすめします。
図解すると以下のとおりです。
そもそも、毎回髪全体に縮毛矯正を行うと毛先がボロボロになってしまいます。
ベストなのは、根元の生えた分だけに縮毛矯正をすることです。
新しく生えてきた部分だけを縮毛矯正することで以下の2つの効果があります。
・ハイライトより先に縮毛矯正を行うことができる
・縮毛矯正を根元に限定することで傷みを抑えることができる
傷みをゼロにはできない、かつ施術の難易度が高いためすべての人にできる方法ではありません。
髪の状態を美容院で見てもらい、あなたに合った方法を提案してもらいましょう。
縮毛矯正とハイライトを行った髪は大きなダメージを受けてしまうので、ヘアケアが欠かせません。
ここでは、おすすめのヘアケアアイテムを2つ紹介します。
「mm」のオイルは、さらさらタイプの洗い流さないオイルトリートメントです。
縮毛矯正した髪におすすめで、手触りのよい髪質を目指し、ほどよいツヤを与えてくれます。
UVケア効果・ヒートプロテクト効果もあるため、紫外線やドライヤーの熱といった追い打ちとなるダメージから髪を守ることも。
「Deep Layer」のEXTRA GLOSSYシリーズは、ダメージ毛にぴったりのシャンプー&トリートメントです。
シャンプー中の絡まりや嫌なキシみなく洗い上げることができます。
おさまりのよい髪に導いてくれる、おすすめのホームケアアイテムです。
縮毛矯正をしていても、ハイライトの入ったおしゃれスタイルを諦める必要はありません。
ポイントは以下の3つです。
・縮毛矯正とハイライトを同時に行うのはなるべく避ける
・縮毛矯正をしてからハイライトの順で施術する
・縮毛矯正してから3日以上あけてハイライトをする
けれども、髪質やダメージの程度によっては施術できないケースもあります。
行きつけの美容院でなりたいスタイルを伝えて、ベストな方法を探してみてくださいね。
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