浦松俊宣
2025/03/27
こんにちは、大阪心斎橋にある美容室releaseのスタイリスト浦松です。
「透明感のある髪色にしたいけれど、ブリーチなしで染めたい!」
「ダブルカラーが気になるけれど、ブリーチなしでもできるの?」
このようなお悩みを持つ方に向けて、本記事ではブリーチなしのダブルカラーについて詳しく解説します。
髪へのダメージを抑えながら透明感のあるカラーを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
まずはブリーチなしのダブルカラーがどのようなメニューなのか、詳しく解説します。
ダブルカラーとは、名前のとおり2段階でカラーリングするテクニックのことです。最初にベースの明るさを調整し、その後に希望の色を重ねることで、より鮮やかで透明感のある仕上がりになります。
ヘアカラーは「脱色」と「発色」を同時に行うため、1回の施術では明るさと色の濃さを両立させることができません。明るさをとれば色は薄くなり、色の濃さをとれば明るさは暗くなります。
ダブルカラーを活用すれば、1回のヘアカラー(シングルカラー)では表現できない明るさや色味を楽しめるのです。
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ダブルカラーは1回目のカラーリングでブリーチ剤を使うこともありますが、ブリーチなしでも可能です。つまり、ブリーチなしのダブルカラーとは、ブリーチ剤を使わずに行うダブルカラーのこと。
ブリーチ剤を使わずに明るめのヘアカラー剤でトーンアップし、その上から希望の色をのせることで、深みのある色や透明感を演出します。ブリーチよりも弱い脱色剤のライトナーを使うこともあります。
ブリーチありとブリーチなしのダブルカラーのそれぞれの特徴と違いを解説します。
引用元:カラパレ
ブリーチありのダブルカラーは、鮮やかな色やハイトーンも表現可能です。しっかり明るさを出して個性を演出したい人は、ブリーチありのダブルカラーがよいでしょう。
※希望の明るさによっては複数回のブリーチが必要です
ただしブリーチ剤を使うので、髪へのダメージが大きく、色落ちも早い傾向があります。美容師さんとよく相談して決めましょう。
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ブリーチなしのダブルカラーは表現できる明るさに限界がありますが、透明感のあるやわらかな色味に仕上がります。
ブリーチありのダブルカラーよりもダメージは少なく、色持ちもよくなります。
引用元:カラパレ
ブリーチなしのダブルカラーには以下のメリットがあります。
ブリーチをしないので髪へのダメージを軽減できます。明るくしたいけれどダメージが心配な方にぴったりです。
ダブルカラーをすることで、透明感のある色味をきれいに表現できます。トレンド感のあるおしゃれな雰囲気に。
ダブルカラーは髪の赤みを抑える効果も。赤みのないスタイリッシュな髪色に仕上がります。
ブリーチありのダブルカラーに比べ、色持ちがよく長くきれいな髪色を楽しめます。色落ち後の髪色の変化が少ないのも◎。
引用元:カラパレ
ブリーチなしのダブルカラーのデメリットについてもお伝えします。
ブリーチをしないのでもとの髪色の影響を受けやすく、表現できる色味や明るさに制限があります。特に黒髪や暗髪の場合は、ブリーチなしで鮮やかな色や淡い色、ハイトーンなどを表現するのは難しいでしょう。
ブリーチありに比べればダメージは少ないものの、通常のシングルカラーよりは髪に負担がかかります。トリートメントやホームケアをしっかりしてダメージを防ぐことが重要です。
引用元:カラパレ
特徴やメリット・デメリットを踏まえて、ブリーチなしのダブルカラーは以下のような方に特におすすめです。
明るさや透明感はほしいけれど、ブリーチができない人や髪のダメージが気になる人は、ブリーチなしのダブルカラーがぴったりです。
近年アッシュやオリーブなど赤みのない寒色系カラーがトレンドです。ダブルカラーをすれば赤みをしっかり抑えられ、きれいなトレンドカラーを楽しめます。
ブリーチをするとどうしても髪が傷み、質感が悪くなってしまうことがあります。
美しいツヤとサラサラの手ざわりをキープしたまま、おしゃれな髪色を楽しみたい人は、ブリーチなしのダブルカラーがおすすめです。
実際にブリーチなしのダブルカラーで染めたお客様の事例をご紹介します。
染める前は髪に赤みが出ている状態です。赤みが残るのが嫌、透明感を出したいとのご要望でした。
ここからブリーチは使わずに一度トーンアップしていきます。
1回目のカラーリングでトーンアップした状態です。明るさがしっかり出たところで、やわらかいベージュ系をオンカラーしていきます。
きれいに染まりました。
かなり透明感が出て赤みも消えていますね。
ここからはブリーチなしのダブルカラーでできるおすすめカラーをご紹介します。ぜひ美容院でオーダーする際の参考にしてくださいね。
引用元:カラパレ
透明感たっぷりの大人っぽいグレージュカラー。グレーのくすみ感とベージュのやわらかさが自然な抜け感を演出します。
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引用元:カラパレ
髪の赤みをしっかり抑えてやわらかさをプラスしてくれるオリーブベージュ。透明感が出やすくトレンドの髪色です。
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引用元:カラパレ
ラベンダーが入ることで自然なツヤと透明感が生まれ、上品な雰囲気に。こなれ感のあるやわらかい髪色に仕上がります。
▼ラベンダーグレージュが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
まろやかでやわらかい雰囲気のミルクティーベージュ。黄みや赤みを抑えた絶妙な色味でこなれ感を演出できます。
引用元:カラパレ
ナチュラルなかわいらしさが欲しい人におすすめのピンクブラウン。ブリーチなしでもきれいに発色し、甘すぎない上品な髪色に仕上がります。
▼ピンクブラウンが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
ブリーチなしのダブルカラーを理想どおりに美しく仕上げるためのポイントと、きれいな髪色をキープする方法をご紹介します。
ブリーチなしのダブルカラーは、もとの髪色や髪質によって仕上がりが異なり、薬剤の選定が重要な難易度の高い施術です。
単に2回染めればよいわけではなく、セルフカラーでは再現が難しいため、必ず美容院でプロに任せましょう。理想のカラーを叶えるために、美容師さんとしっかり相談しながらカラーを決めるのがおすすめです。
ダブルカラーはシングルカラーよりも色落ちしやすいので、毎日使うシャンプーを見直しましょう。一般的な市販シャンプーは洗浄力が強いものが多く、毎日使うと早く色落ちしてしまいます。
できるだけ髪と頭皮にやさしいサロンシャンプーを使うことをおすすめします。
ダブルカラーした髪色をキープするには、カラーシャンプーやカラートリートメントの使用が効果的です。カラーケア用のアイテムを使用すると、色落ちを防いできれいな髪色を長く楽しめます。
週1回のケアで髪にうるおいを与えながら、色落ちを感じやすい鮮やかな色をしっかりチャージ。忙しい人でも続けやすいカラートリートメントです。
▼カラートリートメントの使い方はこちらをチェック!
引用元:カラパレ
最後に、ブリーチなしのダブルカラーについてよくある疑問にお答えします。
ブリーチなしのダブルカラーは白髪を染めながら明るくすることも可能です。
暗めのカラーで白髪をしっかりカバーしたい人には不向きですが、白髪をなじませながら明るめのカラーを楽しみたい人にはおすすめです。
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可能ですが、黒髪の状態によっては明るくするのに限界があります。黒髪からトーンアップする場合、ブラウンやベージュ系の色がなじみやすく、透明感を出しやすいのでおすすめです。
ブリーチなしのダブルカラーは通常のヘアカラーに比べ、時間と費用がかかることが多いでしょう。美容院や髪の長さによって異なりますが、施術時間は約2〜3時間、料金は15,000円前後が相場です。
個人差はありますが、1か月〜1.5か月程度が一般的です。カラーシャンプーを使ったり、紫外線対策をしたりすることで色持ちをよくすることができます。
ダブルカラーはブリーチなしでも可能で、髪への負担を抑えながら透明感のある髪色を楽しめます。ただし明るさや発色には限界があるため、美容師さんと相談しながら最適なメニューを選び、理想の髪色を目指しましょう。
ブリーチする勇気がなく明るい髪色にチャレンジできなかった方は、ぜひ一度ブリーチなしのダブルカラーを試してみてくださいね。
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浦松俊宣