樋口祐次郎
2020/01/17
最近、自分は白髪染めの顧客が増えてきました。
今30代以上の美容師さんも白髪染めのお客様の割合が、かなり増えてきてるんじゃないかと思います。
その中にはサロンでカラーをする方でも、生え際だけとかてっぺんだけを自宅でセルフカラーしている方も多いです。
2週間くらいで白髪は気になってしまいますからね。
正直パブリック商品のセルフカラーはおススメしたくないですが、2週間おきにサロンに来ていただくのは現実的に難しい方もいるので、
なるべく毛先まで付けないようにしてくださいとお伝えして染めてもらっています。
しかしやはり自分で染めると全体的に薬剤が付いてしまったり、前後左右で塗布量が違ったり、ダメージも出てしまいますが、
何回も白髪染めのような濃い色素の薬剤を重ねてしまうと毛先側の方がどんどん濃く、暗い色になってしまう事もあります。
今回は全体が黒っぽい状態に飽きてしまったという事で、
普通のファッションカラーではもう明るくすることが出来ない為、
ブリーチを使ってプチイメージチェンジをしていくことにしました。
【Before】
ちょっと日光でボヤけてますが、真っ黒の状態です。
仕事場の事情もあるので、あまり目立ちすぎず遊びのある位置にインナーブリーチしていきます。
根本はグレーカラーでリタッチをしてハチの位置に太めのウィービング。
(何回かカラーチェックでホイル開いてるのでホイル汚いのはご愛嬌です)
完璧な色の仕上がりを目指すならブリーチ3回はしたいところなんですが、
セルフカラーを繰り返してるのと、ダメージしやすいエイジング毛になってきている点を考慮してブリーチは1回目を流さずに重ねてブリーチで約2回にしました。
どのくらい抜けてますかね…?
【ドライ後】
んーまだかなりオレンジが強いですね…
今回はダメージ的にもうブリーチはしたくないので、
ティンバーの新色のラジアントイエローのスペックを試してみました。
【仕上がり】
目視だとこれよりもう少しイエロー感は出ましたが、しっかり色味を出すならやはり最低でも3回のブリーチは必要そうです。
想像していたより繰り返してるセルフ白髪染めは頑固に色素が残っているようです。
下ろすとこんな感じでいい感じにシークレット感があり、もみあげ付近に入れるインナーカラーに飽きた方にはいいと思います。
正直、パブリックの白髪染めのスペックはわからないのでどのくらい髪に色素が残っているのかは、お客様自身の頻度や染め方、使ってるカラーの種類によってかなり変わるので、
やってみないと…というスタンスをお客様とカウンセリングで共有することも大切だと思います。
参考までに。
絶対に失敗しないホワイトシルバーカラーのレシピも書いてるので読んでみてください↓