大里 健二
2023/11/21
福岡県大牟田市「Angee」の大里です。
ハイトーンや鮮やかな髪色を楽しむために欠かせないブリーチ。しかし、ブリーチ後に実習や就活などで黒髪にする必要があったり、ハイトーンをやめてダークカラーにしたくなったりすることもありますよね。
ただ、ブリーチした髪は色落ちしやすく、キレイなダークカラーを維持するのは簡単ではありません。色落ちするたびに染め直して髪が傷んでしまうことも……。
そこで今回は、ブリーチ後に髪を暗くしたいときの注意点をご紹介します。ハイトーンの髪をダークカラーにしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
まずはブリーチ後の髪がどんな状態になっているのか説明します。
ブリーチは髪の色素を抜いて髪色を明るく見せる施術です。具体的にはブリーチ剤を髪に塗布することでアルカリが髪の毛表面のキューティクルを開き、過酸化水素が髪の内部に浸透してメラニン色素を分解します。
ブリーチをしてからヘアカラーをすると鮮やかな色味や透明感も表現でき、理想の髪色に仕上げることができます。
引用元:カラログ
ブリーチで一度色素を抜いた髪を地毛の色に戻すことはできません。新しい髪が生えてくるのを待つしかないため、完全に地毛に戻すには年単位で時間がかかってしまいます。
ブリーチ後のヘアカラーは、色味にもよりますが、ブリーチなしでカラーリングした場合よりも早く色落ちしてしまいます。
また、髪のダメージが大きいほど色落ちは早くなります。ブリーチはどうしても髪に負担がかかるため色落ちしやすいのです。
▼ヘアカラーの色落ちが気になった方はこちらもチェック!
続いてブリーチ後にダークカラーにする場合の注意点をご紹介します。
ブリーチ後にセルフカラーをするのはおすすめできません。セルフカラーは誰でも手軽にカラーリングができるよう、強めの染料が使われています。そのため思ったよりも暗くなりすぎてしまったり、理想の髪色にならなかったりするおそれがあります。
特に、ブリーチオンカラーは難易度の高い技術なので、セルフでキレイに染めるのは非常に難しいです。ブリーチ後の明るい状態の髪にセルフでダークカラーで染めると、染め残しやムラが目立ちやすいでしょう。
失敗すると結局美容院で染め直さなければならなくなり、余分な出費やダメージの原因になります。
セルフ・美容院を問わず、ブリーチ後に黒染めをするのは注意が必要です。黒染めには他のヘアカラーよりも濃い染料が使われています。ブリーチ後の色素が抜けた髪は染料を吸収しやすいため、黒染めすると真っ黒になりすぎてしまうおそれがあるのです。
また、黒染めでカラーリングした髪は、次に明るくしようと思っても理想どおりの明るさにならないことがあります。一度入れた濃い染料を抜くのは難しく、ブリーチをくり返せば大きなダメージにつながるため、黒染めをする前に一度美容師さんに相談しましょう。
それでは、ブリーチ後にキレイなダークカラーにするにはどうすればよいのでしょうか。詳しく解説していきます。
ブリーチ後に暗くしたいときは、できるだけ美容院で染めてもらいましょう。また、カウンセリング時には以下のポイントを伝えてください。
美容師さんとのカウンセリングでより詳しく希望を伝えることで、理想の髪色に仕上がりやすくなります。髪色の参考となる画像や雑誌を見せるのも◎。
ダメージが進行するほど色落ちしやすくなります。ブリーチやヘアカラーをした髪にはヘアケアを念入りにして、ダメージを最小限に抑えましょう。サロントリートメントもおすすめです。
また、カラーケア用のシャンプーやトリートメントを使うなど自宅でのヘアケアも意識してみてください。
スロウ カラーシャンプー アッシュ
アッシュ系のダークカラーにしたときにおすすめなのがスロウ カラーシャンプー アッシュ。抜けやすい寒色系の染料を補いながら赤みを抑え、アッシュカラーの色持ちをよくします。ダメージケア成分配合で、やわらかな手触りとツヤのあるキレイな髪色に。
ティントバー カラートリートメント(グレー)
グレー系のダークカラーにした場合は、ティントバー カラートリートメント(グレー)がおすすめです。
週1回のケアで髪にうるおいを与えながら、色落ちを感じやすいグレーをしっかりチャージ。忙しい人でも続けやすいカラートリートメントです。
引用元:カラログ
ブリーチ後のヘアカラーは2回目、3回目と積み重ねることでだんだん色持ちがよくなります。ヘアカラーをくり返すほど、色素が髪に定着していくからです。
1回目のヘアカラーで完璧なダークカラーにしようとせず、長期的に見て理想のダークカラーに仕上げていきましょう。ブリーチ後ダークカラーに染めたら、1か月後くらいにまた色を入れ直すのがおすすめです。
ただし、自己判断でセルフカラーをくり返すのは避けましょう。濃くなりすぎてしまったり、余計にダメージしてしまったりするおそれがあります。美容師さんに相談すればベストなカラーリング周期についてもアドバイスしてくれます。
▼ブリーチ後のヘアカラーについてはこちらもチェック!
ここからはブリーチ後、暗くしたいときにおすすめのダークカラーをご紹介します。
引用元:カラログ
ブルーブラックは青と黒をミックスしたヘアカラー。一見黒髪にも見えますが、自然光に当たるとかすかにブルーが透けて見えるおしゃれなダークカラーです。
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引用元:カラログ
アッシュブラウンはアッシュ(灰色)の入ったくすみのあるブラウンカラーです。透明感のあるくすみカラーはトレンド感抜群。今っぽさを演出しながらも落ち着いた雰囲気にできます。
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引用元:カラログ
グレーとベージュをミックスしたニュアンスカラーのグレージュ。透明感とやわらかさがあり、年齢や性別を問わず人気の髪色です。
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ブリーチ後にダークカラーにしたら、そのままダークカラーを続けるか、実習や就活が終わったらまた明るくする予定があるのか、ある程度決めておくのがおすすめです。
引用元:カラログ
しばらく暗髪を楽しみたい、ブリーチやハイトーンをやめたい場合は、ダークカラーを積み重ねてトーンダウンしていきましょう。先ほど説明したとおり、ダークカラーを積み重ねることでだんだん色が定着し、色落ちしにくくなっていきます。
ブリーチ後、一度ダークカラーにしてからまた明るくしたいときは、あらかじめ美容師さんに伝えておきましょう。明るくすることも想定したカラーや染め直しの周期を提案をしてくれ、ダメージも最小限で済みます。
逆に、しばらくしたらまた明るくしたいと思っているのに、セルフカラーで黒染めをしてしまうと、思ったようにトーンアップできないおそれがあります。
一度黒染めした髪を明るくしたり、短い周期で大幅なトーンダウンとトーンアップをくり返したりするのは、そのぶん髪への負担が大きくなるので避けましょう。
引用元:カラログ
ブリーチ後にキレイなダークカラーにするには、技術や知識が必要です。自己判断でセルフカラーして後悔する前に、信頼できる美容師さんに相談してくださいね。
美容師さんに相談すれば、あなたにぴったりの施術やヘアカラーを提案してくれ、理想のダークカラーにできるはず。ブリーチした髪ならではの透明感のあるダークカラーを楽しめます。ぜひ暗髪のおしゃれも楽しんでください。
hair atelier angee
大里 健二