藤田 健太郎
2024/09/28
学芸大学の美容院「Tree Hair Salon」の藤田です。
シングルカラーってどういう意味?
シングルカラーでなりたいカラーは実現できる?
美容院を予約したいけどどのメニューにすればよいか迷う
予約時に「シングルカラー」「ダブルカラー」などのメニューを見て、どれを選べばよいのか迷っていませんか。
いざ美容院に行って、自分のやってもらいたい施術が受けられないと困ってしまいますよね。
結論、シングルカラーはブリーチを使わずにカラー剤を一度塗りで仕上げる方法です。
ブリーチしてもらいたい場合は「ダブルカラー」や「デザインカラー」などを選ぶようにしましょう。
美容院によってメニューの内容が異なるので、心配な方は問い合わせるのがおすすめです。
本記事では、シングルカラーについて取り上げ、シングルカラーのメリット・デメリットを紹介します。
最後まで読めば、あなたのなりたいカラーを実現するにはどの施術が合っているのかを見極められるはずですよ!
シングルカラーとは、ブリーチを使わずにカラー剤を一度塗りで仕上げる方法です。
多くの場合、一色で髪全体を均一に染め上げるので、手軽にカラーを楽しむことができます。
美容院によっては根元と毛先を時間差で染めたり、髪の場所によって薬剤の色や種類を使い分けたりする場合でも、ブリーチをせずカラー剤だけで仕上げる方法をシングルカラーと呼ぶこともあります。
ブリーチを使用しないため髪へのダメージが少なく、ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。
シングルカラーのデメリットとして、以下の3つがあります。
いずれのデメリットも、ブリーチをしないことでスタイルの幅が狭まることに起因しています。
理想の色味がある場合は、施術前にシングルカラーでできるかどうか美容師に相談すると失敗が少なくなるはずです。
シングルカラーの場合、ブリーチを使わないので明るくするのに限界があります。
ハイトーンや透明感のあるカラーにしたい人は、シングルカラーでは理想の色に到達できないことも。
仕上がりの色味はもとの髪色や髪質にもよるので、シングルカラーにするかブリーチするかを美容師に相談した上で決めるのがおすすめです。
シングルカラーは一色で髪全体を均一に染める施術であることが多いため、立体感を出しにくい特徴があります。
ハイライトやバレイヤージュのように、色の陰影を使って動きや深みを出す技術はシングルカラーでは対応外の場合があります。
立体感のあるスタイルを希望する場合は、あらかじめシングルカラーで可能かどうか確認しておくとよいでしょう。
「ヘアカラーで自分の印象を変えたい!」と意気込んでいる人には、シングルカラーだと変化が乏しく感じるかもしれません。
ブリーチを使わない場合、鮮やかな色味や透明感のあるスタイルに仕上げるのがむずかしくなります。
思い切ってイメチェンしたい人は、ダブルカラーやデザインカラーなどを試してみるとよいでしょう。
シングルカラーには、以下5つのメリットがあります。
気軽にヘアカラーを楽しむなら、まずはシングルカラーから始めてみましょう。
シングルカラーは、自然な髪色を演出するのにぴったりです。
ブリーチを使わずに一度塗りで仕上げるため、落ち着いたトーンに仕上がります。
職場や学校で明るいカラーがNGな人やナチュラルなカラーリングを楽しみたい人におすすめです。
シングルカラーはブリーチしないため、髪へのダメージが比較的少ない施術です。
ダメージを最小限に抑えたい方や、髪をきれいに伸ばしたい人におすすめできます。
シングルカラーは一度塗りで仕上げるので、施術時間が短く済むのが魅力です。
特にダブルカラーやブリーチを伴う施術に比べると、サロンでの滞在時間が大幅に短縮できます。
短時間でカラーを終えられるため、手軽にカラーを楽しみたい人や美容院になかなか行けない人におすすめです。
シングルカラーは工程が比較的シンプルなため、他の施術に比べてコストを低く抑えられることが多いです。
複雑なダブルカラーやブリーチを伴うカラーリングに比べて、低コストでヘアカラーを楽しむことができます。
費用を抑えつつおしゃれしたい人に、シングルカラーはおすすめです。
シングルカラーはリタッチしやすいのもメリットの1つです。
髪が伸びて根元の色が変わってきた際に、カンタンに根元だけを染め直せるため、全体を再びカラーリングする手間が省けます。
ブリーチをしている場合はリタッチにも倍の時間がかかってしまいます。
気軽にメンテナンスできるスタイルにしたいなら、シングルカラーがおすすめです。
シングルカラーと他の技術にはどんな違いがあるのでしょうか?
ここでは以下3つとの違いを解説します。
美容院によって、シングルカラーのメニューでなにをどこまで行うかは異なります。
心配な方は、事前に美容院に問い合わせるのがおすすめです。
初めてヘアカラーメニューを予約するときの参考にしてみてください。
シングルカラーとダブルカラーの最も大きな違いは、ブリーチを使うかどうかです。
シングルカラーはブリーチを使わずに一度塗りで仕上げますが、ダブルカラーはブリーチで髪を脱色した後にカラーを重ねる二段階の工程で仕上げます。
ダブルカラーはより明るく鮮やかな色を表現できますが、シングルカラーは髪にやさしくナチュラルな仕上がりになる特徴があります。
自分の理想の色味にするのにブリーチが必要かどうか迷う場合は、美容師に相談してみましょう。
シングルカラーとフルカラーでは、染める範囲を指すことばか、カラーの回数を指すことばかの違いがあります。
フルカラーは髪全体を染めるカラーの施術を指し、フルカラーの1つの施術方法としてシングルカラーが位置するイメージです。
フルカラーは髪全体を染める施術で、場合によっては複数回カラーを重ねることがあります。
一方、シングルカラーは一度塗りで染め上げる方法なので、施術時間やダメージが少ないのが特徴です。
ヘアカラーは、一般的にすべてのカラーリング技術を含む広い概念を指します。
シングルカラーはブリーチを使わずに一度塗りで髪を染める方法に限定されます。
ヘアカラーの一種がシングルカラーだと考えるとわかりやすいはずです。
シングルカラーが向いている人の特徴は、以下の3つです。
1つでも当てはまるものがある人は、ぜひ美容院でシングルカラーをオーダーしてみてくださいね。
髪に負担をかけずにカラーを楽しみたい方にとって、シングルカラーは最適です。
ブリーチを使わないため、髪へのダメージを最小限に抑えることができ、髪の健康を保ちながらヘアカラーを楽しめます。
派手なカラーよりも自然な髪色を好む方に、シングルカラーはぴったりです。
髪全体を均一に染めることで、ナチュラルで落ち着いたトーンの仕上がりを実現できます。
職場や日常生活で使いやすいカラーリングです。
シングルカラーはリタッチがしやすく、こまめなメンテナンスを避けたい方に向いています。
根元のカラーだけを定期的に染め直せばよいので、全体カラーを繰り返す必要がなく短時間の施術で済みます。
シングルカラーは、ブリーチせずに一度のカラーで仕上げる施術方法です。
ナチュラルな色味に仕上げたい場合はシングルカラーで実現できる可能性がありますので、オーダーに迷う場合は美容師に相談してみてくださいね。
シングルカラーのなにがよいのかをもう一度確認したい人は「シングルカラーのメリット5選」を振り返ってみましょう。
美容院のメニュー表を見てもどれを頼めばよいのかわからなかった人も、この記事を読んだ今なら自信を持って予約・オーダーできるはずですよ。
Tree Hair Salon
藤田 健太郎