岸和希
2017/11/18
HC染料は2001年より化粧品規制緩和により、新たに使用可能となったヘアカラー用の原料で、
ヘアマニキュアやカラートリートメントだけでなく、口紅などの化粧品で利用されている染料です。
電荷を持っていないためイオン結合ができませんが、分子が小さいために毛髪に染着します。
昔から多用されているタール系色素に比べ、 分子量が小さいという特徴があります。
同じく分子量が小さい天然ヘナの色素とも容易に吸着し、重合する形でキューティクルの間に浸透するので、髪への負担が少なく髪色を維持できます。
このHC染料というのは、塩基性カラーの色のサポートに含まれていることが多いです。
ジアミン染料は、他の薬剤(オキシ)との酸化反応によって髪の内部で染料の分子が大きくなり、キューティクルの隙間から流出しにくくなることで色持ちがよくなりますが、髪や頭皮への負担も大きくなります。
それに比べて、HC染料は分子量の小さな直接染料で、髪の内部に入り込みます。
髪の内部で他の薬剤と反応して分子が大きくなる作用がないため、髪への負担が少なく、さらには中性で刺激も少なく、安全性が高いだけでなく、イオン吸着しないので頭皮を染めないという特徴があります。
是非、ご参考に。
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