奥野 涼子
2016/04/13
はじめまして、この度「THROW journal」にてライターをさせていただくことになりました。
東京都新宿・神楽坂で美容師をしております、奥野涼子と申します。
ブログを書いていますのでこちらを見て頂ければ、わたしの事はわかっていただけると思います。
おそらく唯一の女性美容師ライターなのでこのメディアをみてくださっている方々と近い感覚・女性目線でのお話もできるのではないかと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、さっそくカラーのお話をさせていただきます。
雑誌やネットにある写真を見て「この色いいな!」と美容師さんに見せてオーダーしたことがある方が多いと思いますが、オーダー通りになった!!という経験はありますか??
逆に仕上がりを見てオーダーした色ってこんな色だったっけ?と思った経験もあるのではないでしょうか?
もちろん、室内屋内の光の加減でも見え方は違いますのでなんとも言えない部分もありますが。
お客様にもよくお話しているのですが、髪には履歴が残ります。以前していたカラー、ストレートパーマetc…美容師はそれを考慮してカラーをしていますが、時としてそれが発色の邪魔をする時があります。
じゃあ、どうすればいいの?
と、なりますね…
カラーをする前の髪色を整える必要があります。
というのは、定期的に同じ系統の色で染め続けるのです。退色しても施術の形跡は残ります。
そうすることによって、先程言った髪の履歴のコントロールがある程度できるんです。
ここでオススメなのが、「アッシュ」と言われる色です。アッシュとは青や青味がかった色をさし、髪色では灰色との認識も多いです。
このアッシュは、悩みのタネであった日本人独特の赤みや黄みを消してくれる色の関係にあります。
ベースをアッシュにしておくことで、透明感のあるピンクやパープルを柔らかさのある髪色に仕上げることができるんです。
写真は半年程前に定期的にアッシュで染め始め、最近ではパープル系を混ぜてツヤ感高めてます。
6月解禁のカラー「THROW」はこのアッシュという色に特化したカラー剤です。
是非、夏に向けてベースのカラーを意識してみてはいかがでしょうか?