スズキヨシオ
2024/09/12
こんにちは。千葉の美容室IVYのスズキヨシオです。
「せっかく美容院でお気に入りの髪色にしたのに、時間が経つと赤みが出てしまう」
「色落ちして髪が赤っぽくなるのはなぜ?」
「赤みが気にならない髪色はある?」
など、髪の赤みにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
この記事では、髪に赤みが出る原因から対処法、赤みを抑えるおすすめのヘアカラーまで詳しく解説します。髪の赤みが気になる方はぜひ最後までチェックしてください。
「髪に赤みがある」とは、髪の色に赤やオレンジが強く出ている状態を指します。
近年アッシュやマットなど赤みのない寒色系カラーが人気です。よって、できるだけ赤みを抑えたいと考える人が多いようです。
地毛の髪色はメラニン色素の種類と量で決まります。
メラニン色素には赤褐色の「ユーメラニン」と黄赤色の「フェオメラニン」の2種類があり、アジア人に多い黒髪にたくさん含まれているのはユーメラニンです。ユーメラニンは赤みが強い特徴があるので、黒髪はもともと赤を多く含んでいます。
ヘアカラーは薬剤で髪を脱色し、色素を入れることで髪色を変化させます。しかし時間が経ってヘアカラーが色落ちすると、もともとの地毛が持つ赤みが強く出てしまうのです。
また、過去に赤系のカラーや黒染めをしていると、赤みが出やすいこともあります。
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髪の赤みが気になるときの対処法をご紹介します。
上の図のような色相環で反対に位置する色を補色(反対色)といいます。補色同士を混ぜると打ち消しあう性質があります。
この性質を利用して赤の補色である青や緑(アッシュ、マット、オリーブなど)を使ったヘアカラーにすると、髪の赤みを抑えることができるのです。
赤みをしっかり消したいときは、一度全体をブリーチをしてから赤みのない寒色系カラーでカラーリングするのもひとつの方法です。
ただし、理想の仕上がりやもとの髪色によってブリーチをすべきかどうかは異なるので、担当の美容師さんに相談してみてください。
髪の赤みを出にくくするには、赤みを抑える寒色系カラーを積み重ねることがポイントです。ヘアカラーはくり返し同じ系統の色で染めると、髪に色素が定着しやすくなります。
※カラーを積み重ねたイメージ
1回目のヘアカラーで赤みが残っていても、2回目、3回目とくり返しカラーリングすることで徐々に赤みが気になりにくくなっていきます。完全に色落ちして赤みが気になり始める前に、カラーを積み重ねるのが◎。
▼ヘアカラーの積み重ねについてはこちらもチェック!
お伝えしたとおり、ヘアカラーは積み重ねと継続が重要です。美容師がヘアカラーをするときは仕上がりはもちろん、色が落ちたときの状態、次のヘアカラーの土台作りも同時に考えて施術します。
頻繁にカラーチェンジをするよりも、メンテナンス中心で色の路線を絞ったほうが確実にクオリティーは上がります。できれば毎回同じ美容師さんにお願いして、赤みが出にくい髪色を段階的に作っていくことをおすすめします。
また、赤みを抑えるにはただ寒色系カラーで染めればいいわけではありません。もとの髪色や髪の状態によって、人それぞれ最適なカラーや施術が異なります。まったく同じヘアカラー剤を使っても、仕上がりは人によって変わるのです。
市販のヘアカラー剤でセルフカラーをするよりも、可能な限り信頼できる美容師さんにお願いしてくださいね。
ここからは髪の赤みを抑えるおすすめのヘアカラーをご紹介します。赤みを出したくないときは、ブラウンなど赤みを含む色を使わないのがポイントです。
赤みのないスタイリッシュな髪色を目指すなら、くすみ感の強いアッシュグレーがおすすめです。こなれ感のある雰囲気を演出できます。
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グリーン系のオリーブベージュは髪の赤みを抑えたい方にぴったり。赤みを抑えながらやわらかい雰囲気も演出できる人気の髪色です。
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グレージュはグレーとベージュの中間色です。くすみ感とやわらかさを両立したいいとこどりのカラーで愛されヘアに。
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クールでさわやかな雰囲気を演出できるブルーアッシュ。暗めでも透明感があり今っぽい仕上がりにできます。
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赤みのない髪色にしたい人におすすめなのが「スロウカラー(THROW)」です。THROWはアッシュやマットなど寒色系の発色にこだわったプロ向けヘアカラー剤。
アッシュをはじめとする表現が難しい寒色系カラーも、内部からしっかり染め上げ、思いどおりの髪色にできます。
▼スロウカラー(THROW)取扱サロン検索
https://www.b-ex.inc/throw/search
赤みが出るのを防ぐには普段のヘアケアも重要です。ホームケアでヘアカラーの色落ちを防ぎ、髪の赤みを抑えるおすすめアイテムをご紹介します。
スロウ カラーシャンプー アッシュは、抜けやすい寒色系の染料を補いながら赤みを抑え、アッシュカラーの色持ちをよくします。ダメージケア成分配合で、やわらかな手触りとツヤのあるキレイな髪色に。
▼カラーシャンプーの使い方はこちらをチェック!
忙しい人でも続けやすいカラートリートメントです。
▼ティントバー カラートリートメントの効果が気になった方はこちらもチェック!
髪の赤みの出やすさは地毛の髪色や髪質によって異なります。赤みのないスタイリッシュな髪色をキープするには、ヘアカラーの色選びや薬剤の選定、ヘアカラーの継続が重要です。
赤みが出やすい方や赤みのないヘアカラーにしたい方は、ぜひ一度担当の美容師さんに相談してくださいね。一緒に赤みの気になりにくい髪を育てていきましょう。
ただし、気分でガラッとヘアカラーを変えたくなることもありますよね。そんなときは遠慮せず美容師さんに伝えてチェンジしちゃいましょう!きっと担当の美容師さんが状況に合わせてベストなカラーリングをしてくれるはずです。
お客様が思う「かわいい」「キレイ」「オシャレ」「素敵」などの「なりたい」をプロとして現実に落とし込むのが僕たち美容師の仕事です。
そして、ヘアスタイルからお客様のいつもの日常が少しでも明るくなったらいいな、、という気持ちで髪を任せてもらっています。髪のお悩みや気になるカラー、やってみたいスタイルなど、何でも気軽に相談してくださいね。一緒に素敵なヘアスタイルをつくりましょう!