本田晋一
2024/04/25
大阪で美容師をしている本田晋一です。
「アッシュグレーが色落ちしたらどうなる？」
「アッシュグレーはどのくらい色持ちする？」
アッシュグレーにしたいけど、色落ちして汚くならないか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
結論、アッシュグレーに染める前の髪の明るさや色味によって色落ちのプロセスは異なります。
今回は、以下の2点を実際に毛束で検証した結果をご紹介します。
・アッシュグレーが色落ちするとどうなるのか？
・アッシュグレーはどのくらいで色落ちするか？
この記事を読めば、アッシュグレーに染めた後の色落ち過程を明確にイメージできるはずです。
長持ちさせる方法も紹介しますので、アッシュグレーを楽しみたい人は最後まで読んでくださいね。
▼アッシュグレーがどんな色味なのか知りたい人はこちらを参考にしてください。
アッシュグレーは土台が明るい髪であれば1週間ほどで少し色あせ、暗めの髪であれば3週間ほどで色落ちします。
ここでは、実際に毛束をアッシュグレーに染め、色の変化を検証した結果をご紹介します。
アッシュグレーの色落ち検証方法は以下のとおりです。
1.用意した5種類の毛束を濃いめのブルーアッシュグレーに染める
2.「1回シャンプーする＝1日経過する」とし、約30日間の変化を観察する
毛束は以下のように明るさ別に5種類準備しています。
左から順に、もとの毛束の色は以下です。
1)ブリーチ3～4回
2)ブリーチ2回
3)ブリーチ1回
4)アッシュのおしゃれ染め
5)アッシュの12レベル
ここからは、染めてからシャンプーをくり返していく経過を見ていただきます。
まずは、濃いめのブルーアッシュグレーに染めた状態です。
同じ色に染めても、もとの髪色によって仕上がりが異なることがわかります。
左に行くほどブルーが鮮やかに入っていますね。
右に行くほど彩度の低い仕上がりです。
次に、染めた当日はシャンプーしないことを加味し、6回シャンプーした1週間後のイメージです。
濃く染めた状態から、少し柔らかくなった印象です。
1番左の毛束は青色が薄くなっていますが、他はまだ色落ちしていません。
3週間後のイメージは以下のとおりです。
どの毛束も色落ちしていますが、もとの髪色が明るいほど顕著に色あせています。
ブリーチをした左側の3つの毛束は、青みが抜け、明るいアッシュグレーになった印象です。
最後に、約30日後のイメージを紹介します。
明るさは、染める前の髪色と同じくらいにアッシュグレーが色落ちしました。
ただ、もとの髪色と比べると、赤みや黄みが抑えられています。
アッシュグレーをできるだけ長持ちさせる方法は以下の3つです。
・何度もアッシュグレーを重ねる
・髪をなるべく早く乾かす
・カラーケア用のヘアアイテムを使う
きれいなアッシュグレーが維持できるよう、ポイントを押さえましょう。
一度だけでなく、継続してアッシュグレーに染め直しましょう。
アッシュグレーの色落ち検証でわかったとおり、染めてから30日程度経った状態なら赤みや黄みが抑えられています。
赤みや黄みが少ない状態から再度アッシュグレーに染めることで、1回目よりもきれいに発色するはずです。
赤みや黄みが出なければ、アッシュグレーの色味が残って見えるので、色落ちもしにくい印象になります。
アッシュグレーにくり返し染めることで、きれいで色持ちのよい状態をつくりましょう。
お風呂あがりやプールの後は、なるべく早く髪を乾かしましょう。
髪が濡れていると、開いたキューティクルからアッシュグレーの色が落ちてしまいます。
濡れた髪はドライヤーですばやく乾かし、仕上げに冷風をあててキューティクルを閉じるようにしましょう。
カラーケア用のシャンプーやトリートメントを使ってヘアケアを続けましょう。
髪が傷んでいる状態だと、開いたキューティクルから色が抜けていきます。
カラーケア用品を使ってヘアケアすることで、アッシュグレーの色落ちを防ぎましょう。
ここで、アッシュグレーにおすすめのヘアアイテムを2つ紹介します。
スロウ カラーシャンプー アッシュは、寒色系の染料を補いながら赤みを抑えることでアッシュグレーを長持ちさせてくれます。
ダメージケア成分を配合しており、ヘアケアにもおすすめです。
▼カラーシャンプーが気になった方はこちらも参考にしてください。
▼カラートリートメントが気になった方はこちらもチェックしてください。
今回の検証結果をまとめます。
Q.アッシュグレーが色落ちするとどうなるのか？
A.もとの髪色によるが、先に明るさが戻り始め、次に色が落ちてくる。
グレー感が強い状態を経過して、もとの髪色に近い状態になる。
Q.アッシュグレーはどのくらいで色落ちするか？
A.もとの髪色が明るければ1週間ほど、暗ければ3週間ほどで色落ちする。
30日くらい経つと、アッシュグレーの染料はほとんど色落ちしてしまいます。
けれども、30日後の髪はもとの髪色と比較すると、赤みや黄みが少ない状態でした。
その状態から再度染めて色を重ねていけば、赤みや黄みが出にくい土台をつくれるはずです。
アッシュグレーを長く楽しみたい人は、美容院でもとの髪色を見てもらい、ベストな方法を提案してもらいましょう。
1ヶ月ほどで染め直せば、回数を重ねるごとにきれいなアッシュグレーを実現できますよ。
▼アッシュグレーの暗めカラーについて知りたい人はこちらもおすすめです。
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