スズキユタカ
2016/09/11
仙台のキラーナという美容室で寒色系カラーにこだわって粛々と美容師をしております。
寒色の貴公子ことスズキユタカです。
スロウジャーナルをご覧の皆様はもうご存知だと思いますが、この秋スロウから新色のピンクとヴァイオレットが出ます。
特にヴァイオレットはぼくも待ち望んでいたわけなんですが、ヴァイオレットにはどんな事が期待できるのかを書いてみたいと思います。
紫というのは、黄色みを抑えてくれる効果があります。色が抜けやすく、抜けた時に黄色っぽくなってしまうのが気になるという方はややトーンダウンしながらヴァイオレット+アッシュなどのミックスで染めていくと黄色っぽく褪色するのが抑えやすくなります。
赤系のカラーはツヤが出やすいとされています。
ヴァイオレットは紫です。
紫は青+赤で出来ていますので赤みが若干加わることでツヤ感が増します。
しかも、青(アッシュ)もありますのでアッシュ系特有の透明感も維持したままツヤ感が増すのでダメージして見えにくくする効果もプラスされます。
色の持つ印象として紫は「オトナ」というワードを持っています。ファッションなどのカラーも落ち着いて来がちな秋ですが、髪の色をあまり暗くしすぎたくないという方にはヴァイオレットを深めに入れたりブラウンやベージュと組み合わせることで落ち着きのある雰囲気を作ることができます。
たとえばずっと赤系で染めてきた方が完全な寒色にしようとすると今までの赤の染料が寒色の邪魔をしてなかなか思い通りにいかない場合があります。
紫というのは前述のとおり赤と青の中間にありますので暖色にも寒色にも振りやすくなるので次のカラーの時にカラーチェンジは比較的しやすい色と言えます。
ざっくりヴァイオレットのメリットをお伝えしました。
スロウのヴァイオレットは単品でもミックスでもいい感じのカラーに仕上がりますのでこの秋冬、ぜひチャレンジしてみては??
KiRANA SENDAI
スズキユタカ