本田晋一
2025/01/16
こんにちは、大阪で美容師をしている本田晋一と申します。
個性的で目を引く髪色にしたい人におすすめなのが、透明感抜群のホワイト(白)です。
しかしホワイトの髪色は、
「髪を白くするには何回ブリーチすればいいの?」
「ダメージや色落ちが心配……」
「ホワイトの髪色が似合うかわからない」
など、不安なことも多いですよね。
そこでこの記事では、ホワイトの髪色の魅力からスタイル例、髪を白くするための方法、白をきれいにキープするコツまで詳しく解説します。ホワイト系の髪色が気になる方はぜひ参考にしてください。
引用元:カラパレ
ホワイトの髪色は、ブリーチをして染める明るい白に近いカラーです。透明感のあるハイトーンカラーなので、パッと目を引く印象的なスタイルにできます。
引用元:カラパレ
ホワイトの髪色には以下のようなさまざまな魅力があります。
ホワイトの髪色にするとグンとおしゃれに見えるのが◎。他の人とかぶりにくいので個性をアピールしたい方やイメージチェンジをしたい方にもおすすめです。
ホワイトの髪色の魅力のひとつは、圧倒的な透明感と洗練された雰囲気です。儚げでエレガントな印象にできます。
ひとくちにホワイトの髪色といっても、真っ白だけではありません。シルバーやブロンド、ピンクなどさまざまなカラーを組み合わせて作るニュアンスカラーのホワイトも人気で、幅広いバリエーションを楽しめます。
担当の美容師さんと相談しながら好きなホワイト系カラーを見つけましょう。
さまざまな種類があるホワイト系カラーのなかでも、特に人気の髪色をピックアップしてご紹介します。
引用元:カラパレ
真っ白なピュアホワイト。神秘的で洗練された雰囲気にできるので、他の人とかぶりたくない個性派の方におすすめです。
イベントやコスプレ用のウィッグの髪色としても人気です。
引用元:カラパレ
ホワイトブロンドは白に近い金髪です。やわらかい雰囲気のホワイトにしたい方に◎。
引用元:カラパレ
ベージュをミックスしたホワイトベージュ。肌なじみがよくナチュラルな色合いなので、初めてホワイトの髪色に挑戦する方にもおすすめです。
引用元:カラパレ
白に近い銀髪のホワイトシルバー。クールでミステリアスな雰囲気を演出できます。
アッシュを混ぜたホワイトアッシュ。くすみのある仕上がりが今っぽく、こなれ感のある雰囲気に。
引用元:カラパレ
かわいらしさや華やかさをプラスできるホワイトピンク。やわらかく優しい印象のピンクカラーです。
もとの髪色や希望の仕上がりにもよりますが、髪を白くするには3回以上のブリーチが必要です。しかし1日に何度もブリーチをくり返すと、どうしても髪への負担が大きくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、一度の施術で白くするのではなく、段階的にホワイトの髪色を作っていく方法です。
まずは一度ブリーチをし、モノトーンをベースにパープルを混ぜたパープルアッシュで染めます。そうすると黄ばみがなくなり、退色したときに髪が白っぽくなります。
これを1~1.5か月のサイクルで数回行うと、以下のようなベースができます。
退色したときにこの土台になっていれば、きれいに白くすることが可能です。
ダメージを抑えた薬剤でブリーチをしてハイトーンにします。
根元は濃いめのブルーアッシュ、毛先にかけてホワイトシルバーになるように染め、黄ばみを取っていきます。
きれいなホワイトグラデーションができました。
希望の明るさやホワイトの色味、ブリーチ履歴などによって施術方法は変わるので、担当の美容師さんと相談しながら理想のホワイトの髪色を目指しましょう。
ここからはレングス別のホワイトの髪色のスタイルをご紹介します。ホワイトはどんな髪型にも似合うので、お好みのスタイルを見つけオーダーの参考にしてください。
引用元:カラパレ
カジュアルな雰囲気に似合うベリーショートとホワイトの組み合わせ。分量が少ないので奇抜になりすぎず、おしゃれなスタイルに仕上がります。
引用元:カラパレ
切りっぱなしボブにあわせたホワイトのスタイル。透明感とツヤ感が引き立ちモードな雰囲気に。
引用元:カラパレ
ほんのりパープルを入れた肌なじみのよいホワイト。顔周りにレイヤーを入れているので小顔効果が期待でき、顔色も明るく見えてヘルシーな印象に。
引用元:カラパレ
ミステリアスな雰囲気を演出できるロングヘアのホワイト。スタイリングでしっかりツヤを出すのが美しく見えるポイントです。
全体をホワイト一色にするのはもちろん、部分的に入れたり、他の色と組み合わせたりして作るデザインカラーもおすすめです。
部分的に入れるホワイトは、ブリーチのダメージが気になる方やホワイトに初めて挑戦する方にも◎。ホワイトを使ったデザインカラーのスタイル例をご紹介します。
引用元:カラパレ
髪の内側にホワイトを入れたインナーカラーのスタイル。ちらっとのぞくホワイトがおしゃれでこなれ感抜群です。
▼インナーカラーが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
根元は暗めに残し、表面に筋のように色を入れたホワイトバレイヤージュ。流れるように白が入って抜け感のある仕上がりに。
▼バレイヤージュが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
部分的にホワイトを入れたセクションカラー。白と黒のコントラストが効いたおしゃれなスタイルです。
根元から毛先にかけて徐々に明るくなるホワイトグラデーションカラー。段階的にブリーチをくり返してベースを作ると、きれいなグラデーションにできます。
引用元:カラパレ
ホワイトのベースとブルーのエンドカラー(裾カラー)の組み合わせ。個性的で目を引くスタイルにしたい方に◎。
▼エンドカラーが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
ホワイトはメンズにも人気のある髪色です。クールで洗練された印象を与えるホワイトは、メンズメイクとも相性抜群。
個性的でかっこいい髪色にしたい方はぜひホワイトに挑戦してみてください。
ホワイトは白髪が気になる方にもおすすめの髪色です。
暗い髪に白髪が混じっていると目立って気になりますよね。全体をホワイト系のハイトーンにすれば、白髪が自然になじみ目立ちにくくなるのです。
ホワイトの髪色にすれば、顔色が明るく見え若々しく見える効果も期待できます。ぜひ担当の美容師さんと相談しながら、白髪ぼかしのホワイトも一度検討してみてください。
▼白髪ぼかしが気になった方はこちらもチェック!
引用元:カラパレ
ブリーチが複数回必要なホワイトは、どうしても髪に負担がかかります。ダメージを抑えてきれいなホワイトの髪色をキープするには、日頃のヘアケアを欠かさないことが大切です。
ここではホワイトの髪色のヘアケアのポイントをお伝えします。
ホワイトは色落ちすると黄ばみが出やすい傾向があります。黄ばみを抑えるためには紫シャンプー(ムラシャン)を使うのが効果的です。
2~3日に1回くらいの頻度で紫シャンプーを使うと、きれいなホワイトの髪色を長く楽しめます。
▼紫シャンプーが気になった方はこちらもチェック!
他のカラーを入れたニュアンスカラーのホワイトには、ピンクシャンプーやシルバーシャンプーなど、それぞれのカラーに合ったカラーシャンプーを使うとよいでしょう。
▼カラーシャンプーの選び方はこちらもチェック!
ブリーチ後はダメージを受けた髪を補修するために、美容院でトリートメントを受けることをおすすめします。サロントリートメントは髪の内部から補修し、サラツヤ髪をキープできるので定期的に行うのが◎。
美容師さんに相談すれば、髪質やダメージに合ったぴったりのサロントリートメントを提案してくれるでしょう。
ホームトリートメントも併用すると、サロントリートメントの効果が長続きするのでおすすめです。
ディープレイヤー システムトリートメントは、髪の内部に補修成分を浸透させ、しっかりコーティングして保湿する5ステップのシステムトリートメント。
目指したのは、圧倒的まとまりと手触りの良さ。施術内容や髪質、ダメージ度合いで4パターンにもアレンジできる万能型本格派トリートメントです。
▼DeepLayer(ディープレイヤー)取り扱いサロン
https://www.b-ex.inc/deeplayer/search.php
▼サロントリートメントが気になった方はこちらもチェック!
ヘアアイロンやコテの使いすぎや高温での使用は、ホワイトの色落ちの原因となります。
設定温度は160℃前後にし、使いすぎないように気をつけましょう。また、同じ場所に長く当てないように注意してください。
引用元:カラパレ
最後にホワイトの髪色についてのよくある疑問にお答えします。
セルフでホワイトにするための強めのブリーチ剤も市販されていますが、失敗やハイダメージのリスクが高いです。できるだけ美容院でオーダーすることをおすすめします。
ホワイトはブリーチが複数回必要な難易度の高いカラーです。ダメージを最小限に抑え、きれいなホワイトの髪色に仕上げるためには、信頼できる美容師さんとよく相談しながら最適な方法で染めてもらいましょう。
ホワイトは色落ちすると黄みのある金髪に変化します。ブリーチを3回以上しているので、退色が早く、1週間程度で色落ちが気になり始めることが多いでしょう。
色落ちが気になる場合はあらかじめ美容師さんに相談し、退色後も黄みが出にくいカラーで染めてもらうのがおすすめです。
▼ヘアカラーの色落ちを防ぐ方法はこちらもチェック!
髪を白くするにはブリーチが必要なので、ダメージが強い髪、パーマや縮毛矯正をしている髪などには施術できません。
また、黒染めやセルフカラーなどで濃い染料が入っている場合も、施術できないケースが多いでしょう。ご自身の髪質や髪の状態でホワイトの髪色にできるのか不安なときは、一度担当の美容師さんに相談してみてください。
黄ばみやダメージが強く出ていると、せっかくのホワイトの髪色が白髪っぽく見えてしまうことも……。しっかりお手入れをしてきれいな色味とツヤを出すことが大切です。
黄ばみを抑えたカラーリングとヘアケア、ツヤを出すスタイリングで美しいホワイトの髪色に仕上げましょう。
引用元:カラパレ
美しいホワイトの髪色にするには、適切な施術方法と丁寧なヘアケアが必要です。それでもホワイトならではの儚げな雰囲気と透明感は、他の髪色ではなかなか再現できないでしょう。
最近はダメージを最小限に抑えたブリーチ剤も多いので、気になる方はぜひ一度美容師さんに相談してみてください。
インナーカラーやエンドカラーで部分的にホワイトを取り入れたり、他の色をミックスしたホワイト系のカラーからトライしてみたりするのもおすすめです。ホワイトで自分らしい髪色を楽しんでくださいね。
カラトリ
本田晋一
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カラトリ
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