町田聖彦
2020/04/10
群馬県前橋市の美容室ペイズリーパーク
町田聖彦です!
ヘアカラーとショート〜ボブに注力し、
【ラフでも決まる!ラクに決まる!スタイル】
を提案しています!
リタッチとは、新しく生えてきた根元の部分(新生部)のみを中間~毛先の染めてある部分(既染部)に合わせて染めていく技術ですが、ボクら美容師はカラーの練習を始めるとき最初にこれ(特に白髪染め)からスタートします。
なので初歩的、基本的な技術であるわけです。
けれど初歩的、基本的=簡単なことというものではないと思っています。
まず1つ目に、既染部の色味、レベル(明るさ)の見極めとそれに合わせたカラー剤の選定と配合。
明るさと色味が染めてある部分と合わなかったらNGですから当然ですね。
ただ、アシスタントの最初のうちはスタイリストや先輩が選定してくれると思うので、勉強と経験で身につけていけることと思います。
次のことが、より重要でアシスタントでもスタイリストでも気を付けるべきことだと思うんですが、
それは塗布の仕方!
リタッチ(特にその中でも白髪染め)は根元からしっかりカラー剤を塗布していくので、基本となる技術です。(根元を1㎝あけて、5㎝くらいまで塗ってというのをいきなりするよりは、一応簡単な感じではあります。)
けれど、一言にリタッチと言っても前回カラーをしてからの経過や伸びる速度など、新生部の長さは人により違います。
そこに対するスキルとして、ハケの使い方やカラー剤を取る量・塗布量の調節などの練習を繰り返し、cmやmmのコントロールが可能になっている必要があります。
例えば白髪染めの場合で、新生部が1㎝伸びている人のリタッチをするとします。
一回だけ、その日の仕上がりだけにフォーカスするなら正直根元から3㎝塗布していてもつながりの馴染ませ方次第で自然なリタッチは可能です。
けれど、この人が1ヶ月毎に来店する人で1ヶ月で1㎝伸びている(白髪染めやブリーチの場合このくらいの頻度、もしくはもっと短期間の方もいます。)と仮定して、担当する美容師がリタッチを3㎝塗布する技術だったとします。
2回目のリタッチでも3㎝塗布。3回目でも3㎝塗布と繰り返していると、最初の部分には合計3回塗布されたことになります。
例えダメージの少ないカラー剤やケアカラーを使っていたとしても、必要以上に負担をかけていることになりますね!
これがブリーチのリタッチだと、毎回それだけオーバーラップしていくとダメージは激しくなってしまいます。さらに頭皮に多くは塗布しない(付けても少量)というコントロールも必要だったりします。
1㎝の塗布ができればダメージを負う部分は最小限に抑えられます!
根元1㎝にのみ塗布する場合はスライスの幅も薄くなり、手数が増えてくるので施術のスピードも重要になります。
これが、基本的な技術でも奥が深く難しい技術でもあると考える理由です。
美容師もお客さんもカラーを楽しむためには、この辺りも注意とスキルが必要なことかと思っています!
Paisley Park
町田聖彦
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Paisley Park
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