アシスタント時代、何をやればいいかわかならなくて辛かったこと。 | bex journal
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アシスタント時代、何をやればいいかわかならなくて辛かったこと。

樋口祐次郎

樋口祐次郎

2018/09/13

もう自分にとっては13年も前の話になるので新鮮さは無くなってます。

ただ最近、

20代前半のスタッフの教育をしたり、それについてすごく考えているんですが、

自分の頭を整理する意味も込めて書いておこうかなと。

みんな言うとこ違う問題。

前のサロンは当初、スタイリストが10〜15名いるサロンだったので(全員中途採用の方々)

サロンワークをしながらの指導やカリキュラムレッスンのアドバイスが全員違う事を言われてつらい…w

という事がありました。

今思い返せば、言われてる事のゴールは同じ事を言ってるんですが、

やはり自分も二十歳そこそこのガキだったので、大事な部分だけ聴き取るって事が出来ず、

あの先輩と違う事言ってんじゃん。

どーしたらいいんだよっ!

ってもうちょっとで外に漏れそうな心の声で叫んでました。

そしてやはりお互い人なので、先輩とはいえ、

この先輩の言う事は聴けるけど、あの先輩の言う事は聴きたくない。

というのもありましたw

言い方とかね笑笑

今とか昔とかって言い方はあまりしたく無いんですが、

当時の雰囲気としては、

答えを教えてくれるというよりは自分の頭で考えろ

みたいな感じのアドバイスが多かったように感じます。

今となってはその時いっぱい考えたから今があるのかな?とも前向きに捉えられるんですが、

最近、自分の指導の仕方としては先に答えを与える方が成長スピードが速いし、

教える側としても成長を待つという悶々とする時間が減るのでいいかも!と。

やはり今は“ググれカス”と揶揄されるように、何でも答えはそこにある。

という時代なので、若い世代の子たちにはその方が合ってるのかなぁと感じてます。

練習やればやるほど課題が増えて来てつらい問題

アシスタント2年目、3年目…ともなると、美容室の仕事全般はそつなくこなしていけるようになります。

そして、何となく変な自信も付いちゃったりします。

(もう美容の仕事大体わかるしドヤ。みたいなw)

しかしスタイリストに向けてのレッスンになるんですがここからがまた…

サロンワークとは違い、ウィッグカットやモデルなど、

・実際にハサミで髪切る

・自分でカラーの配合を髪や要望に合わせて決める。

・自分で考えてパーマの巻き方を決める

・プラス接客。

これをやり始めるとアシスタントをしながらスタイリストさんがやってる仕事の凄さが改めて感じ始めます。

何よりお金をいただいて髪にハサミを入れるというのを全責任を負ってやってる訳ですから。

カリキュラムが進むに連れて自分がデビューをし、カウンセリングから担当して全部自分がやるのか…というイメージが湧いてきます。

ワクワクする反面、本当にこの状態でデビューしていいのか?俺は責任もてる技術やアドバイスを提供出来るのか…。

まだデビューしなくていいかな…?みたいな逃げの気持ちも起こってきたりw

とにかく練習やればやるほど自分の足りない所が見え過ぎて、自己嫌悪になる事もありました。

でも結局はやるしかない。

というか、これこそが成長なんですね。

練習やる→課題が見つかる→そこを練習する

の繰り返し。

逆に言えば、練習しないと課題が見つからないので向上心すら生まれないという事。

課題が無いのが1番つらい問題

自分のデビューに不安を感じた頃に、その不安から練習をサボってる時期がありました。

はじめのうちは練習しないで帰ったり出来るので楽に感じるんですが、

そのうちにものすごい虚無感を感じ始めます。

毎日何もない、同じの事の繰り返し。

周りのアシスタントの先輩達と練習している姿を見てなぜか嫉妬。

そしてわかったのは、頑張ってないと誰も声をかけてくれない…(ような気がしてくる)

特に怒られもせず、アシスタントの仕事はそこそこ出来るのでサロンワークで注意される事も無く…。

淡々と日々が過ぎていくだけの感覚。

最悪の時間でしたね。

それに気づいた時からちゃんと練習を再開したんですが、

難しさやわからない事が出てくれば出てくるほど楽しかったし、毎日が充実してるのを感じたのを覚えてます。

教育って、答えが無いので考えても考えても悩みます。

ただ自分の後輩やスタッフには同じ思いや無駄な時間を過ごさせないようにしてあげるのが自分の仕事なので、これからも悩みながら考えていきます。

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宮城県の仙台市泉中央と富谷市成田でサロンを運営。オーナー兼スタイリスト。美容師以外にも見てもらえるような記事を書いていきます。
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