スズキユタカ
2018/09/09
一昔前に比べると最近はハイトーンや、ハイライトやインナーカラーのようやデザイン性の高いカラーをしている方も多くなりました。
そんな方が苦戦するのが暗くしなければ行けなくなった時。
明るさが明るければ明るいほど、暗くする時によりレベルの低い薬剤を使わないといけない場合が多く、レベルの低い薬剤を使えば使っただけ明るくする時に思うような明るさにならなかったり、ダメージが出やすかったりします。
それが数週間だけ暗ければよかったりする場合は切ない気持ちにしかなりませんよね。
そんな時に試して頂ける、暗く見せられてなおかつ明るくしやすいカラーをご紹介します。
全体的には10レベルくらいのアッシュブラウンが抜けてきている状態です。これだけならある程度深めの薬剤で対応できますが…
はい。インナーカラーです。ブリーチ2回ほどしてあります。
これをインターンなどに適した明るさにしていきます。
茶色っぽく見える原因としては赤みやオレンジみがあると「茶色感」が増して、THEカラー毛という感じになるのでそれを抑えつつ明るさを抑えます。
こういうカラーにはN6、ブルー、スモークをメインに使います。
N6で極端な色味が出ないように整え、ブルーでオレンジを制圧しつつスモークで黒髪に近いグレーっぽさを。
割合は全て等倍ずつ。1:1:1です。
正直多少負担にはなりますが、ブルーやスモークはティントが強く出る割に比較的後で削りやすいので明るさを落とす薬剤よりも次回以降にリセットしやすくなります。
今回は髪質などを考慮してN4を10%ミックスしました。ブリーチ部分があったり染まりにくい髪質だったりして6レベル相当の薬剤だけでは明るさが下がりきらなそうな場合や、ある程度はもたせないと行けない場合はこのN4の割合で微調整をしておくと良いかと。
ブリーチ部分も馴染み、暗すぎずナチュラルな仕上がり。
むしろ、ただ暗くしたのではないダークトーンカラーの仕上がりとして気に入って頂けるレベルではないでしょうか?
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巻いたりすると透明感を感じるくらいには繊細かつしっかりと深みのある状態です。
フォーマルな場に結んで行ったりするくらいな
十分対応可能な仕上がりです。
N6をコンフォートラインに変えて、もう少し濃い感じにしたりもありです。割合などは応用効かせられるのでぜひ!
KiRANA SENDAI
スズキユタカ