樋口祐次郎
2018/04/03
こんにちは。
宮城県の仙台市泉区と富谷市で美容室をやってる樋口です。
今回はこの季節に多い。”黒染め”で来店されるお客様で結構多い、”7レベル”にしたい。
というカラーについて書いていきます。
就職や大学に進学し、バイトなどで髪を黒く戻さなきゃいけない方が増えますよね。
そして多いのが、学生の時や春休み中にブリーチのグラデーションカラーやブリーチをした髪を黒く戻したいというケース…
これがまた難しい!
単純に黒くしたいだけなら4レベルや5レベルのカラーで何も考えず染められるんですが、”7レベル”で止める。
って言うのがなかなかですよね…。
黒でもなく明るく見えない明るさ。
ブリーチ毛へのカラーの難しいポイントをまとめてみます。
・ブリーチ毛のカラーダメージムラが見た目で分かりづらい。
・アイロンやコテなどの熱ダメージレベルの判断。
・施術履歴によって薬剤設定を場所で変える難しさ。
これを簡単に説明すると、
若い子達は自分でブリーチしたり、カラーしたり、コテとアイロン使いまくってたり、自分で黒染めしてたり、1年前くらいにした縮毛矯正はした事ない!って言ったりするって事です笑
ブリーチ毛へのカラーアプローチはブリーチ履歴やダメージの度合いによってカラー吸い込みが全然違くなるので、見た目だけでの判断がつきづらい所が難しいですよね。
ということで今回は、ブリーチのハイライトが全体に均等に入っていて、普段からアイロンやコテを使っていると言うお客様。
ハイライトだとそもそもブリーチをしてない部分があるのである意味ムラの状態。
ビフォーがこちら。と行きたいところですが安定の撮り忘れです・・・w。(想像してください)
こういうカラー剤の染まり具合が読めない場合は、”様子見の設定”で1度染めていきます。
1回で染める場合は、ナチュラル(NB系)を必ず混ぜるんですが今回はのレシピは、
BLUE:バイオレット6=2:1 オキシ3% (BLUEは6レベル設計)
で”様子見”をしていきます。
1:1でもいいかとは思ったんですが、毛先がバイオレットを吸い過ぎたらいやなので控えめに。
10分ほど置いた段階でチェックします。
フムフム。
この段階だと約9レベルぐらいまでさがって来ていて、バイオレットのおかげで黄ばみはほとんどなくなりきれいなアッシュ系になっていました。
ただ、これで仕上げるとファッションとしてはきれいな色ですが、暗くは見えない色。
ここで一度流してからもう一度する考え方もあると思いますが、同系色の場合お客さまの時間的な負担もなくせるので、
このままの状態で重ねてカラーをしていきます。
BLUE:NB6=3:1 オキシ3% (BLUEは6レベル設計)
を重ね塗り。
NB6が入ってると、今まで塗ったBLUEとバイオレットが一気に髪の中に押し込まれるようなイメージで入っていくので3分ごとぐらいにチェックしていきます。
今回は7分ぐらいで足りない部分に色が入ったので、手際よくお流し。
そして仕上がりがこちら。
アイフォンで撮った加工してない見た目のままの状態です。
黒でもなく、明るくもなく、赤みの無いきれいな色になります。
BLUEをベースに仕上げたのでうごきをつけて光が通るようにしてあげると透明感ある髪にも見えてオンオフで使い分けられますよね♪
ブリーチからのアプローチ方法はいろんな考え方がありますが、1つの方法としてお納めくださいませm(_ _)m
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