b-ex journal 編集部
2024/06/06
いつの間にかできてしまう枝毛や切れ毛。枝毛や切れ毛が多いと髪がまとまらず、パサついて見えてしまいますよね。
この記事では枝毛や切れ毛ができる原因から対処法まで詳しく解説します。枝毛や切れ毛を防ぐヘアケアもご紹介するので、髪のダメージにお悩みの方はぜひ最後までチェックしてください。
枝毛や切れ毛はおもに以下のような原因で発生します。
髪に強い摩擦が起こると髪表面のキューティクルがはがれ、枝毛や切れ毛の原因に。からまった髪を無理やりブラッシングしたり、シャンプーのときに強くこすりすぎたりすると、ダメージにつながるので注意しましょう。
寝ている間の寝返りでも髪に摩擦が起こり、枝毛や切れ毛につながることがあります。
髪の主成分であるタンパク質は高温で硬くなる性質があります。そのため高温のヘアアイロンやコテなどを使い続けると、髪が硬くなり手ざわりが悪くなるのです。
また、長い時間同じ場所にヘアアイロンを当てたり無理に引っぱったりすると、キューティクルがはがれ、枝毛や切れ毛ができやすくなります。
髪も肌と同様に紫外線のダメージを受けます。ダメージを受けた髪は表面のキューティクルがはがれ、内部の水分や栄養分が流出しやすくなります。
紫外線のダメージが進行すると髪が乾燥してパサついたり、枝毛や切れ毛ができやすくなったりするのです。
ヘアカラーやブリーチ、パーマなどは薬剤で髪の性質を変化させる施術です。そのため少なからず髪へのダメージは避けられません。
ヘアカラーやパーマをくり返したり、ブリーチとパーマを同時に施術したりすると、髪に負担がかかり枝毛や切れ毛の原因になります。
また、市販のヘアカラー剤やブリーチ剤は美容室で使う薬剤よりもパワーが強く、髪へのダメージも大きい傾向があります。一度使うだけでも枝毛や切れ毛ができてしまうことがあるので、注意が必要です。
濡れた髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態です。シャンプー後にドライヤーで乾かさず自然乾燥させてしまうと、キューティクルが開いたままとなり、ダメージが進行します。
髪が濡れたまま寝ると、寝ている間に寝返りによって髪に摩擦が起こり、枝毛や切れ毛の原因に。さらに雑菌が繁殖し、ニオイや頭皮ニキビなどのトラブルにつながるおそれもあります。
濡れた髪はダメージを受けやすいとはいえ、乾かしすぎもNG。ドライヤーで乾かしすぎると髪に必要な水分まで失われ、枝毛や切れ毛につながる可能性があります。
ドライヤーを長時間同じ場所に当てたり、髪に近づけすぎたりするのも要注意です。
洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、髪や頭皮が乾燥してダメージの原因に。
また、予洗いやシャンプーの泡立てが十分にできていないと必要以上に摩擦が起こり、枝毛や切れ毛が増えることもあるでしょう。
ストレスや疲労、睡眠不足、生活習慣の乱れなども髪に影響します。
ストレスの多い生活や睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、健康な髪と頭皮を育む成長ホルモンが正しく分泌されなくなります。そのため髪がパサついたり、枝毛や切れ毛ができやすくなったりすることがあるのです。
偏った食生活や過度な食事制限で十分な栄養がとれていないと、髪に必要な栄養が足りなくなります。栄養不足になると髪が弱くなり、切れたり抜けたりしやすくなるでしょう。
そもそも枝毛や切れ毛はどのようにできるかご存じでしょうか。枝毛や切れ毛ができるメカニズムを詳しくご紹介します。
髪はメデュラ、コルテックス、キューティクルの3層構造で成り立っています。
髪がダメージを受けるとキューティクルが傷つき、はがれたり欠けたりします。これが枝毛や切れ毛となるのです。
枝毛は名前のとおり、髪が枝のように裂けてしまっている状態のこと。髪は毛先に行くほどダメージが蓄積するため、毛先が枝毛になっていることがよくあります。
ヘアカラーやパーマのくり返し、栄養不足などでダメージが進行した髪は、根元や中間から枝毛ができることもあるでしょう。
切れ毛は髪の途中でプツンと切れてしまう状態です。切れ毛から枝毛が発生することもあります。
枝毛と切れ毛は根本的な原因は同じなので、ダメージが気になる髪には両方存在することが多いでしょう。ダメージの原因を把握して、予防とケアをすることが枝毛・抜け毛をなくす近道です。
髪が細くやわらかい髪質の方やくせ毛の方は枝毛ができやすい傾向があります。
軟毛の方はコルテックスの密度が低くキューティクルが薄いため、ダメージを受けやすく枝毛や切れ毛ができやすいのです。また、くせ毛の方はくせが多いぶん髪の水分量を保ちにくいので、ダメージを受けやすいでしょう。
髪には自己修復機能がありません。そのため一度枝毛や切れ毛ができてしまうと、自然にもとに戻すことはできません。
枝毛や切れ毛はカットして、新たに枝毛や切れ毛ができないようにしっかりケアすることが大切です。
できてしまった枝毛や切れ毛の対処法をご紹介します。
できてしまった枝毛や切れ毛はもとに戻らないので、なくすためにはカットするしかありません。
ただし、枝毛は裂けている部分よりも上までダメージが進行しています。枝毛になった毛先だけを切っても、またすぐに枝毛になってしまうおそれがあります。枝毛を切る場合は少なくとも5cmほど上までカットしましょう。
また、切れ味の悪いハサミを使うと断面がガタガタになり、ダメージが広がる可能性があります。枝毛や切れ毛を切るときは必ず切れ味のよいハサミを使い、まっすぐにカットしてください。
枝毛や切れ毛が多く自分で処理しきれない場合は、美容院でカットしてもらいましょう。
枝毛や切れ毛が多いと髪がパサついて見えてしまいます。トリートメントで水分と栄養分を補い、コーティングすることで髪を美しく見せられます。
枝毛や切れ毛が気になるときは美容師さんに相談し、サロントリートメントを受けるのもおすすめです。
枝毛や切れ毛を見つけたときの間違った対処法もご紹介します。ついやってしまいがちなので注意してくださいね。
枝毛を見つけるとつい裂きたくなってしまうかもしれません。しかし枝毛を裂くとキューティクルがはがれ、ダメージがさらに進行します。
枝毛が気になる場合は裂くのではなく、ハサミでカットしましょう。
枝毛や切れ毛は見えているところより上までダメージが進行しています。枝毛になった部分ギリギリではなく、5cmほど上からカットしましょう。
髪を抜くと毛根や頭皮にダメージを与えるおそれがあります。枝毛や切れ毛を抜くことが癖になってしまうと、新しく生えてくる髪に悪影響を及ぼすことも……。枝毛や切れ毛を見つけても抜かないようにしてください。
枝毛や切れ毛をそのままにすると、ダメージがさらに進行するおそれがあります。また、枝毛が健康な髪に引っかかり、新たな枝毛につながってしまうことも。
枝毛や切れ毛を見つけたらその場でカットするか、美容院で適切なカットとケアをしてもらいましょう。
枝毛や切れ毛のないキレイな髪を目指すためには、日頃のヘアケアが重要です。ダメージを予防するヘアケア方法をご紹介します。
ブラッシングはやさしく丁寧におこないましょう。髪がからまっているときは無理に根元からブラシを通さず、中間にブラシを入れ軽くほどいてから全体をやさしくとかしてください。
また、プラスチック製の安価なブラシは摩擦や静電気が起きやすいでしょう。天然素材のものを選ぶなど、ブラシやコームにもこだわると◎。
枝毛や切れ毛を防ぐには、ダメージを受けやすい髪が濡れた状態をできるだけ短くすることが大切です。お風呂上がりにはすぐにドライヤーで髪を乾かしましょう。
ドライヤーの前には洗い流さないトリートメントで髪を保湿しましょう。髪に必要なうるおいをキープしながら髪を乾かせます。ドライヤーの熱や摩擦によるダメージも軽減できますよ。
ロレッタ エメ ナイトトリートメントは寝ている間にじっくり浸透する美容液成分配合のトリートメント。
うねりや広がりを抑え、翌朝までしっとりまとまります。オイルが苦手な方にもおすすめです。
▼ヘアミルクの使い方はこちらをチェック!
ドライヤーを髪に近づけすぎる、長時間同じ場所に当てすぎるなど、間違った使い方が髪を乾燥させてしまうこともあります。ドライヤーは髪から15~20cmほど離し、髪をざっくり分けて順番に乾かしていきましょう。
ヘアアイロンやコテの使い方にも要注意。温度は160℃前後に設定し、同じ場所に長く当てたり、強い力で引っぱったりしないように気をつけてください。
また、調子の悪いドライヤーやヘアアイロンを使い続けることも髪に負担をかけます。温度調節がうまくできない、髪がひっかかるなど不調を感じる場合は、買い替えを検討しましょう。
▼ヘアアイロンの買い替えのタイミングはこちらをチェック!
寝ているときに髪と寝具の間に起こる摩擦を軽減するには、ナイトキャップの使用がおすすめです。乾燥や寝ぐせを防ぐ効果もあります。
枝毛や切れ毛のない美しい髪を目指すためにはシャンプー選びも重要です。髪と頭皮のうるおいを守る洗浄力のおだやかなシャンプーを選びましょう。
シャンプーは指の腹でマッサージするように泡立て、摩擦を起こしすぎないことも意識してくださいね。
クレイエステは頭皮の健康を考えてつくられたシャンプー&ヘアマスク。
ミネラルを豊富に含んだ天然クレイが頭皮の汚れを除去し、健康で美しい髪へ導きます。汚れはすっきり落ちるのに乾燥しにくいのも◎。
頻繁にヘアカラーやパーマをくり返すと髪に負担がかかります。ヘアカラーやパーマは2~3か月に1回程度のペースでおこないましょう。
また、市販品を使ったセルフカラーやセルフブリーチは予期せぬダメージやトラブルにつながる可能性があります。ダメージを最小限にしてキレイに仕上げるために、ヘアカラーやパーマなどをしたいときはできるだけ美容院に行くことをおすすめします。
▼美容院に行く頻度の目安はこちらをチェック!
外に出るときには帽子や日傘などで髪の紫外線対策も欠かさずおこないましょう。ヘアオイルや髪用の日焼け止めスプレーで保護するのも◎。
▼髪の紫外線対策はこちらをチェック!
美髪のためには十分な栄養と睡眠も欠かせません。規則正しい生活を送り、バランスのとれた食事を心がけることで、すこやかな髪と頭皮が育ちます。
健康な髪のためには、タンパク質やビタミンを多く含む食事を取り入れることも効果的です。
2~3か月に1度は美容院に行き、髪のメンテナンスをすることをおすすめします。定期的にカットすることで、枝毛や切れ毛のないキレイな髪をキープできます。
髪を伸ばしている人も伸ばしっぱなしにするのではなく、定期的に美容院で整えるとキレイに伸ばすことができますよ。
枝毛や切れ毛が多くダメージが気になるときは、美容師さんに相談しサロントリートメントをするのもおすすめです。
枝毛や切れ毛はダメージの原因を把握してしっかり予防と対策をすれば、少しずつ気にならなくなります。枝毛や切れ毛のない美しい髪のために、ぜひ日頃のヘアケアを見直してみてくださいね。
そして美しい髪をキープするには、定期的に美容院でメンテナンスすることも重要です。ぜひ信頼できる美容師さんと相談しながら、自分に合ったケアを続けていきましょう。
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