町田聖彦
2021/05/14
群馬県前橋市の貸切1人営業美容室
ペイズリーパークの町田聖彦です!
ヘアカラーとショート〜ボブに注力し、
【ラフでも決まる!ラクに決まる!スタイル】
を提案しています!
カラースタイルを調べると多く目にする【ブリーチなし】というコピーやタグ。
ただ、明記されてなくてもその後には【条件次第】という言葉が含まれていると考えています。
特に透明感の強いカラーを表現するのには、ある程度の条件が必要になります。
その条件をあげると、
1、赤みが少ない(前回のカラーで赤系にしていない。もともと赤みの少ない地毛である。)
2、現在(ベースの髪が)ある程度明るい
3、繰り返しアッシュやグレージュ系で染めている(その色素がある程度残っている。)
細かく言うと更に色々ありますが、大きなものではこの辺りでしょうか。
1、赤みが少ない(前回のカラーで赤系にしていない。もともと赤みの少ない地毛である。)
そもそも【ブリーチなし】という言葉のつくカラーの多くは、俗に【外国人風】【透明感】といわれるアッシュやグレージュ系のカラーです。
日本人の髪は赤みやオレンジみを多く含んでいるため(含んでいる人が多いため)、一度ブリーチを使いその色素を減らすことでそっち系のカラーを綺麗に発色させられます。
「それをせずに表現しましたよ〜」というのをアピールするのに【ブリーチなし】というコピーは使われます。だけど、その赤みを多く含んでいるベースの場合は難しいことも多いです。
また、前回のカラーで赤系をしてる場合はより多く赤みを含んでいる状態なのでさらに難しくなります。
日本人でも中には赤みの少ない人もいて、そのような髪質なら可能なケースもありますがかなりまれな人です。
2、現在(ベースの髪が)ある程度明るい
暗い髪の状態ほど赤みは多く含んでいるので、ベースが明るい状態であるほど可能性は高くなります。そして現在よりも暗くしていくのなら、アッシュなどの色素を多く入れられるので、その濃さで赤みを打ち消せます。なので、ベースの状態が明るくない場合と現在の明るさを維持する場合濃度が足りずアッシュになりにくくなります。
また、今より明るくする場合も色素量は少なくなるので表現は限られてきます。
3、繰り返しアッシュやグレージュ系で染めている(その色素がある程度残っている。)
赤みをなくしていくほど外国人風や透明感カラーは実現するので、積み重ねも大切になります。アッシュ系に染め、その色素が抜けきらないうちに重ねる…また重ねる…と繰り返す事でもキレイな状態になり、持ちも良くなります。
最後にボクのさせてもらったゲストの方のカラーを紹介します。
もともとの地毛はやはり日本人に多い赤みを含んでいます。赤系のカラーは今までしてなく、さらに暗めのカラーもしてきてないのでベースは色抜けしてある程度明るい状態。そして、常にアッシュ系のカラーを(抜けきらないうちに)積み重ねてきています。
もちろん今回もアッシュグレー系のカラーです。
最後に、一つ付け加えると特に黒染め(又、それに近い暗めのカラー。特にこげ茶や赤茶っぽい色。)をしてある場合はアッシュやグレージュの透明感をブリーチなしで叶えるのは難しいことが多いです。一回の施術では可能な表現が限られることもあるので、長めのスパンで考え積み重ねていくことも大切です。
【ブリーチなし】で表現可能な条件とは、つまり現在のベース次第ということになります!
Paisley Park
町田聖彦
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Paisley Park
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