本田晋一
2024/10/13
こんにちは、大阪で美容師をしている本田晋一と申します。
「明るめがいいけれど派手になりすぎるのは嫌」
「ブリーチして金髪になった髪を落ち着いた雰囲気にしたい」
そんな方におすすめなのがグレー系のカラーです。
彩度の低いグレー系はハイトーンでも派手になりすぎず、洗練されたおしゃれな髪色を楽しめます。
この記事ではブリーチ毛の金髪からアッシュグレーにする方法を、施術例とともにご紹介します。グレー系カラーが気になる方、金髪を染め直したい方はぜひ参考にしてください。
ハイトーンカラーのなかでも人気が高いアッシュグレー。くすみ感が強くハイトーンでも派手になりすぎないので、やってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
グレーの色味をしっかり表現するにはブリーチが必要なケースが多いです。しかしブリーチオンカラーをすると
など、思いどおりにならないことも少なくありません。
完璧なグレーにするには一度グレーのベースを作り、さらにグレーを重ねるダブルカラーで染めるのがポイントです。
ベースが暗髪の場合はブリーチ後、グレー×2の3回染め
もともとブリーチしていて退色した髪であればグレー×2
この流れで染めていきます。
▼アッシュグレーが気になった方はこちらもチェック!
金髪からキレイなアッシュグレーにする方法を施術例とともに詳しくご紹介します。
今回ご来店のお客様は、以前別のお店でグレーにしたいとオーダーし、ブリーチ︎オンカラーをしたら緑っぽくなってしまったとのことでした。
黄みと緑みが残った金髪の状態です。すでにブリーチでハイトーンのベースができているので、今回はブリーチはせずグレーを2回のダブルカラーで染めます。
まずは1回目のカラーでグレーのベースを作ります。
このときのポイントは紫を使うことです。緑を打ち消す効果のある紫をしっかりめに入れることで、髪が緑っぽくなってしまうのを防げます。
カラー剤を塗布しているときはかなり強めの紫ですが、流して乾かせばキレイなグレーのベースができあがります。黄色と緑色もほとんど消せました。
このままでもキレイですが、どうしても1~2週間で色落ちして黄みが出てきてしまいます。そこでこのベースに2回目のカラーを重ねます。
ダブルカラーをすると発色だけでなく、色持ちもよくなるのです。
2回目も紫を入れてグレーを作ります。
シャンプーして乾かすと、完璧なアッシュグレーになりました。
無彩色なので室内ではあまり明るさを感じず、落ち着いた印象です。
しかし光に当たると透明感がしっかり出て、ハイトーンのキレイなアッシュグレーを楽しめます。
ダブルカラーをすれば色持ちはよくなるものの、グレーをはじめとした寒色系カラーはどうしても色落ちしやすい傾向があります。
ハイトーンのグレーをより長く楽しむためには、カラーケア専用のアイテムを使うのがおすすめです。
スロウ カラーシャンプー アッシュは、抜けやすい寒色系の染料を補いながら赤みを抑え、アッシュカラーの色持ちをよくします。ダメージケア成分配合で、やわらかな手触りとツヤのあるキレイな髪色に。
アッシュグレーの色味をキープするにはティントバー カラートリートメント(グレー)がおすすめです。
週1回のケアで髪にうるおいを与えながら、色落ちを感じやすいグレーをしっかりチャージ。忙しい人でも続けやすいカラートリートメントです。
▼色落ちを防ぐ方法はこちらもチェック!
完璧なグレーにするには、ただブリーチやダブルカラーをすればいいわけではありません。髪の状態の見極めや適切な薬剤選びがとても重要で、専門知識と高い技術が必要です。
これまでのヘアカラーの履歴や希望の仕上がりなどをしっかり美容師さんに伝えると、より理想の髪色に近づきやすくなります。ぜひ遠慮せずに担当の美容師さんによく相談して、お気に入りのグレーにしてくださいね。
カラトリ
本田晋一
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