成田ヨシヒロ
2016/05/19
こんにちは。
夏男、成田です。
嘘です。
お客様の夏カラー事例です。
before
もともと寒色系を繰り返しているのできれいな状態ですが、やや明るく、オレンジ味が出てきた状態です。
ご要望は
「夏のワクワクカラー」
「今より明るくならない方がいい(お仕事的に)」
です。
かしこまりました!
前回は一度全体を明るくしてからのしっかりアッシュで外国人風カラーにしたのですが、
今回は
毛先だけを一度トーンアップという選択をしました。
「あ、グラデーションカラーだ」
と思われるかもしれませんが。
あ、まあそうです!
ナリタ的ポイントはスライスを斜めで。
ほどよいズレ感でよりなじみやすくなります。
全然ガチンコブリーチではないので流した状態も、
このくらい、乾かすともっと明るくなりますがこの程度、「ほどほど」です。
ここから今回は
アクセントのブルー:マット9レベル 1:1
という割と大胆な薬剤選定をして色味をギュギュっと入れました。
根元から毛先までシュパッと。
そして待ちます。
ガマンガマン…
そして仕上がり。
iPhoneでうまく撮れず申し訳ないのですが
全然毛先明るくないです。
明度のグラデーションではなく、「色のエグさ」でグラデーションになってます。
寒色を入れる前の状態を毛先を明るくしておくことで、毛先はなかなかありえない「コンクリートのようなアッシュ」になってます。
これ、全体にやってしまうとアッシュ特有の透明感、透け感が際立ちすぎて、普通にお仕事してる方には差しつかえそう。
そして褪色していくごとにまた毛先に「夏感」がキラめいてくることでしょう。
(根元~中間はそれほど明るくならない)
実際お客様ってどんなカラー(明るく)でもできるわけじゃない、お仕事、学校、バイト等で制限のある方が多いです。
でもその中で「普通のブラウンじゃつまらない」「その人オリジナルのカラーにしたい」というある意味こちらのエゴかもしれないものをMIX。
リアルなサロンワークではそういう頭の使い方が多いです。
そんなカラーのケースでした。
ご参考ください!
アオノハ
成田ヨシヒロ