木下晃一
2020/07/28
こんにちは!
大阪府八尾市の半個室型美容室ステディアのキノシタです。
最近当店でお客様のオーダーで多いのがグレージュですが、髪の状態に合わせてスロウのスモークとティントバーのノーブルグレーを使い分けています。
よく聞かれるのが、両方のグレーの使い方の違いがわからないと聞きます。
僕の使い方としては
根元を少し濃いめにしたいときはベースカラー濃いめにスモークを多めに。
明るくしたいときはベースカラー明るめにノーブルグレーを多めに入れるイメージです。
スモークの方がよりくすんでしずむので暗くなりやすく、ノーブルグレーはしずみにくく、明るさも残しつつしっかりとくすむので、明度はベースのカラーやホワイトで割って作るイメージです。
そして毛先はオレンジみが強くベースにしっかりグレー感が欲しいときはノーブルグレー、毛先がイエローベースで暗くしたくないときはノーブルグレーをホワイトで薄めて作ります。
今回はお客様がセルフカラーでオレンジに染めるという一番きつい状態ですが、明るさもある程度出したいのと、毛先に少しブリーチが残ってて逆にベースが少し整っていたので、あえて毛先の補色はほとんど使わずシンプルな調合でいきます。
ここに
根元
Mt10 ノーブルグレー パーフェクトシアン
2:2:1 6%
毛先
Mt10 ノーブルグレー ホワイト
3:1:1
を塗布します。
仕上がりは
最初のオレンジっぽいブラウンがしっかり消えています。
そしてブリーチなしでもけっこうグレーっぽくなっていますね。
僕はよく新生部や10レベル以下の部分をグレーにしたいときはパーフェクトシアンをだいたい20〜30%前後を目安にいれますが、赤みとオレンジみを同時に消しつつ明るくなるので、おかげでけっこうグレーっぽくなってくれます。
是非参考にしてみてください!
Steadia
木下晃一