岩田 考司
2024/05/10
こんにちは。大阪のトレンザのイワタです。
紫外線が強い季節になると、髪の毛がパサついたりヘアカラーの色落ちが気になったりしませんか?それは日焼けによるダメージが原因のひとつです。
紫外線は肌だけでなく髪や頭皮にもダメージを与えます。この記事では手軽にできる髪や頭皮の紫外線対策と、日焼けしてしまった髪のヘアケア方法をお伝えします。
顔や体にはしっかり日焼け止めを塗っていても、髪への紫外線対策はおろそかになりがちですよね。しかし髪や頭皮が紫外線でダメージを受けると、次のような影響があります。
髪は紫外線を浴びると表面のキューティクルが傷つき、内部の水分や栄養分が流出しやすくなります。必要なうるおいがキープできなくなるので髪がパサつき、まとまりにくくなります。
こちらは毎日外でお仕事をされていて紫外線を多く浴びてしまうお客様。いつも一番暗い色に染めていますが、1か月後の来店時には色落ちがかなり進行し、髪色が明るくなっていることがわかります。
ヘアカラーは髪の内部に色素を入れて着色し、髪色を変化させます。そのため紫外線でキューティクルが傷つくと、内部の色素が外に流れ出て早く色落ちしてしまうのです。
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また、カラーリングをしていない髪でも日焼けで髪色は変化します。紫外線は髪のメラニン色素を破壊するので、黒髪の場合は日焼けすると赤みがかった茶色に変色してしまいます。
紫外線でダメージを受けた髪をそのままにしておくと、ダメージが髪の内部まで進行します。髪の内部までダメージが進行すると、枝毛や切れ毛ができやすくなってしまいます。
紫外線は髪だけでなく頭皮にもダメージを与えます。頭皮がダメージを受けると乾燥やたるみなど、さまざまなトラブルを引き起こす原因に。
頭皮環境が悪くなると健康な髪が生えてこないので、抜け毛や薄毛につながるおそれがあります。
▼頭皮のトラブルが気になった方はこちらもチェック!
紫外線は髪の色素を作るメラノサイトにもダメージを及ぼす可能性があります。健康な黒い髪が生えにくくなり、白髪が増える原因になることも。
顔や体を日焼けすると、赤くなってヒリヒリすることがありますよね。頭皮も同様です。
強い紫外線を浴びた頭皮は炎症を起こし、赤みやかゆみ、乾燥などを引き起こすことがあります。頭は体の中で一番太陽に近い場所にあり、紫外線のダメージを受けやすいので要注意です。
日焼けから髪と頭皮を守るためには、日頃から紫外線対策を欠かさないことが大切です。手軽にできる髪と頭皮の紫外線対策方法をご紹介します。
外に出るときは帽子をかぶるか、日傘を差して髪や頭皮に直接紫外線が当たらないようにしましょう。UVカット効果の高い生地のアイテムを選ぶと◎。
ヘアオイルには髪をコーティングし、刺激やダメージから守ってくれる効果があります。お出かけ前に髪になじませれば、紫外線ダメージを防いでまとまりのある髪に。
ロレッタエメ スタイリングオイルは毛先までパサつかない、しっとりタイプのスタイリングオイル。髪をツヤのベールでコーティングし、スタイルを持続させます。
べたつかないので手に残ったオイルはそのまま肌になじませて使えます。
紫外線予防には髪や頭皮に使えるスプレータイプの日焼け止めが便利です。
スタイリングの仕上げに髪全体に日焼け止めをスプレーしたら、ブラシでとかしてなじませましょう。ブラッシングをすることで髪全体にムラなくつけられます。
紫外線の強い季節は日焼け止めスプレーを持ち歩き、2~3時間おきにつけ直すことをおすすめします。
紫外線が強い季節はまとめ髪にするのがおすすめです。特にロングヘアの方は、おだんごにして紫外線が当たる範囲をできるだけ小さくしましょう。夏の暑さ対策にもなりますよ。
いつも同じヘアスタイルで分け目を変えないと、同じところに紫外線が当たりダメージが集中してしまいます。帽子や日傘でガードするのがベストですが、難しい場合は分け目を変えるだけでも効果的です。
濡れた髪は乾いた髪よりも多くの紫外線を吸収します。海やプールなどで髪が濡れた状態で長時間紫外線を浴びると、よりダメージが大きくなってしまいます。
髪を濡らした場合はできるだけ早めに乾かし、帰宅後はしっかりヘアケアをしましょう。汗をこまめにふき取ることも大切です。
紫外線は予防だけでなくアフターケアも重要。紫外線でダメージを受けた髪のヘアケア方法をご紹介します。
紫外線でダメージを受けた髪や頭皮は、敏感で乾燥しやすい状態です。洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうと、さらに乾燥が進み頭皮環境が悪化するおそれがあります。
日焼けした髪には洗浄力がマイルドな低刺激のシャンプーを使いましょう。
また、熱いお湯は日焼けした髪と頭皮をさらに乾燥させてしまうため、38℃前後のぬるま湯で洗ってください。
クレイエステは頭皮の健康を考えてつくられたシャンプー&ヘアマスク。
ミネラルを豊富に含んだ天然クレイが頭皮の汚れを除去し、健康で美しい髪へ導きます。汚れはすっきり落ちるのに乾燥しにくいのも◎。
日焼けしてパサついた髪には、シャンプー後のトリートメントが効果的です。保湿力の高いトリートメントで、髪に水分と栄養分を補給しましょう。
お風呂上がりには洗い流さないトリートメントでうるおいを閉じ込めると◎。タオルドライ後に洗い流さないトリートメントを髪全体に塗布したら、ドライヤーで髪を乾かしましょう。
濡れた髪はキューティクルが開きダメージを受けやすいので、お風呂上がりはできるだけ早く髪を乾かすことが大切です。
ロレッタ エメ ナイトトリートメントは寝ている間にじっくり浸透する美容液成分配合のトリートメント。
うねりや広がりを抑え、翌朝までしっとりまとまります。オイルが苦手な方にもおすすめです。
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紫外線で激しく傷んでしまった場合やセルフケアだけでは心配なときは、美容院で相談するのもおすすめです。美容師さんが髪質やダメージの状態に合ったサロントリートメントを提案してくれるでしょう。
サロントリートメントでは毛髪補修成分が髪の内部に浸透し、傷んだ髪をケアしながら、うるおいと栄養をしっかり補給。さらに髪をコーティングし、指通りのよいサラサラの髪に仕上がります。
髪の日焼けや紫外線対策についてよくある疑問にお答えします。
紫外線は1年中、くもりや雨の日でも降り注いでいます。季節や天気を問わず紫外線対策をするのがベストです。
常に紫外線対策をするのが難しい場合は、紫外線が強くなる4~9月頃だけでも注意しましょう。
髪には自己修復機能がありません。そのため日焼けしてしまった髪は生えかわるまでもとに戻りません。
だからといって紫外線でダメージを受けた髪をそのままにするのはNG。ほうっておくとダメージがさらに進行し、髪の状態が悪化するおそれがあります。
一度ダメージを受けた髪が完全にもとに戻ることはありませんが、適切なケアをすればツヤや手ざわりは改善できます。先ほどご紹介した方法を参考に、しっかりアフターケアと紫外線対策をしてくださいね。
多少のダメージであれば、日焼けした髪でもヘアカラーやパーマの施術は可能です。
ただし、激しく傷んだ髪や頭皮が炎症を起こしている場合にはできないこともあります。まずは美容師さんに相談してみてください。
つい後回しにしてしまいがちな髪の紫外線対策。しかし髪と頭皮は太陽に近く紫外線のダメージを受けやすいからこそ、しっかりケアすることがとても大切です。
これから紫外線が強くなる季節は特に髪と頭皮の紫外線対策も忘れずにおこなってくださいね。
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岩田 考司
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