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赤みを消したベージュ系のカラーオタクが【ブリーチ無しカラー】についてガチで説明します。

本村正文

本村正文

2018/12/07

こんにちは。赤みを消したベージュ系のカラーオタク。美容師の本村正文です。



タイトルにあります様に今回は


【ブリーチ無しカラー】

について少し掘り下げて記事を書かせて頂きました。

と言うのもツイッターのフィード見てるとふと



知り合いの美容師さんのツイート見てて

『あぁ、それめっちゃ思うなー』


と言う所から一美容師として

【お客様にも是非知っておいて欲しい】


そんな思いで筆を取らせて貰いました(iPhoneのフリックだけどねw)


美容室で髪の毛を染める時良く使われるのがアルカリカラー。分かりやすく言うとオシャレ染めがあり大体、4〜13レベルくらいが染める事が出来ます。
※各メーカーにより異なります。


【明るさの見本表】

数値が低い程暗く、数値が高い程明るい。
髪質によって大きく左右されますが。



※これまた各メーカーにより異なります。


単純に『色味を無視して髪の毛が明るくなったらこんな感じで明るくなるんだ』

と思って貰えればOKです。


【日本人が元々持っているメラニン色素】


メラニン色素はこの2つで構成されています。

①ユーメラニン(黒~茶色の色素)

②フェオメラニン(黄~赤茶色の色素)
日本人は8割くらいの人が①を多く持っていると言われます。


『色が抜けるとオレンジになりやすい』
という方はこう言ったメラニン色素の問題です。


詳しくはこちらに書いておりますので気になる方は一読ください。


次に【ブリーチ無しで染めた場合】


今回は『6レベル』『8レベル』『10レベル』『13レベル』のアッシュ系。それぞれ同じ様な配合で明るさだけ変えて染めてみました。



【ヘアカラーの成分】
ざっくり申しますと一剤(染料)と二剤(脱色剤)を混合させて髪の毛に塗布し、色を抜きながら色を入れていくイメージです。


【ポイント】
・元々お持ちの色素は『どのくらいのメラニン色素なのか』『今何レベルの髪の毛なのか』『何色で以前染めたのか』で仕上がる色は大きく異なります。


さてここで『全く同じ配合のカラー剤』を【ブリーチ無し】【ブリーチ有り】それぞれに同じ条件の元、染めていきます。



違いをお分かり頂けたたでしょうか。
【ブリーチ無し】の方は下の表で言う『7レベル』くらいから染めました。
【ブリーチ有り】の方は下の表で言う『14レベル』くらいから染めました。



所謂【透明感】といいますか、より透けるような、彩度を強調した様な色は【ブリーチ有り】の方ですね。
お伝えしたいのは
『カラーを染める前の髪の毛の明るさで仕上がりは全く違う』
という事です。
さらに最近ではInstagramや加工アプリ等もあり

【iPhone 加工無しカメラ】



これをもしアプリで加工してしまったら



フィルターに通した場合



この様に元の髪色とは全く違う写真になります。
なのでSNS等ででお気に入りのカラーの写真があった場合は


・加工しているのか

・ブリーチしているのか

・元の色はどんな色だったのか

・黒染めやセルフカラーで邪魔となる染料が入っていないか


この辺りがものすごく重要になってきますので、一度担当美容師さんに相談して
【どこまでならできるか】
をしっかりと相談するのが希望の色に近づける1番の方法だと思います。
『ブリーチ無しカラー』
 言葉って中々難しいですね。お客様をガッカリさせないように、また私自身もSNSや個人メディア、THROW journalなど複数のメディアで記事を書かせて貰っていますが、サービスを受ける側。提供する側、双方にとってより良い発信を心がけたいものですね。


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美容室est オーナ ー 本村正文

大村美容専門学校卒業。関東、地元北九小倉のサロン勤務を経て2017年【est】をオープン。『赤みを消したベージュ系』など独自のカラー理論を展開。個人メディア、オリジナル商品開発と多動力を活かしたオールラウンドプレイヤー。beautyexperience の展開していwebマガジン「bex journal」でも年間表彰される等、トップライターとして活躍中。
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