スズキユタカ
2018/09/25
最近はTHROWをはじめとする高彩度を実現できるカラー剤のおかげでキレイな寒色系カラーが楽しめる時代になりました。
しかし、それでも「思ったアッシュにならない」というお声はまだ聞きます。
そもそもアッシュというカラー剤は青をメインとしたカラー剤です。
その青で髪に残りやすいオレンジ色を押さえ込んでアッシュに見せるという仕組みです。
この元々のオレンジの色素が強い髪質の場合は相応のアプローチが必要です。
オレンジの色素は髪を明るくすればするほど薄くなります。ある程度明るくしたあとにこれくらいまでトーンダウン。
ここから2週間弱経って少し褪色したくらいで柔らかいアッシュが完成するやり方です。
赤みが強い髪質の方やあまり明るくなると困る方は赤みを抑えるマットをミックスする方法もあります。
これだと明るくせずともアッシュ感を強められます。
トーンダウンで作るアッシュよりは透明感という意味ではやや劣りますが、お仕事などの規定が厳しい方などはこちらの方法が適しています。
オレンジを抑えるには一度のカラーで抑えられないのであれば褪色しきる前(およそ1ヶ月以内)に同じようなカラーを重ねていく方法。
何度か重ねていくうちにオレンジも徐々に抑えられ、褪色してもいい感じの仕上がりになります。
人気のブリーチせずに作るアッシュグレーも同じような考え方で作れます。
要はキレイな寒色系カラーには元々の髪質にどうアプローチするかが大事、ということですね。
今まで思ったようなアッシュになったことがないという方はぜひご参考に!
KiRANA SENDAI
スズキユタカ