沖浜 健一
2016/04/22
埼玉の美容室「ELVESACT」の沖浜健一です。
今日は日焼けや紫外線について!
紫外線を防ぐことがカラーの持ちやパーマのウエーブの持ちをよくすることにつながります。
まず、紫外線には種類があります。
一口に紫外線と言っても種類があるのです。
それぞれの紫外線を防ぐための成分も違うので少し難しいですが理解しておくと、化粧品選びなどの失敗もせずに済みます。
まずは
【紫外線A波(UV-A)とPA】
紫外線A波は肌の奥深く真皮まで届き、肌内部に活性酸素を作りだします。
すると、DNAを傷つけたり、コラーゲンやエラスチンも破壊し、シワやたるみなどの肌老化を招きます。
窓ガラスや雲も突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意してください。
目に見えてすぐに肌が黒くなるわけではありせんが、
肌の奥まで届いてじわじわ攻撃してくるのが紫外線A波(UV-A)なのです。
これを防ぐ値を示したものが『PA』です。
日焼け止めのPAとは
PAは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略主にUV-A(紫外線A波)の防止効果を表す目安の数値です。
+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示します。++++、+++、++、+の4段階があり下記のように設定されています。
PA++++ 極めて高い効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+ 効果がある
なんだかあいまいですねw
紫外線A波で特に気にして欲しいのは、春・夏以外でも「そこそこ降り注いでいる」ということ。
そしてもうひとつ!
【紫外線B波(UV-B)とSPF】
紫外線B波は肌表面が赤くなる炎症を引き起こします。
肌表面に発生した活性酸素は、紫外線を浴びなくても過剰なメラニン色素をつくり、やがて色素沈着となりシミやソバカスの原因に。別名「レジャー紫外線」とも言われます。
海やプールに出かけた後に肌が赤くなったり、その後日焼けになるのはこのUV-Bの仕業です。
これを防ぐのがSPFです
SPFは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、主にUV-B(紫外線B波)の防止効果を表す目安の数値です。
数字が大きいほど効果が高くなります。
この数値の意味ですが、50だと50時間効いて30だと30時間効くという意味ではありません。
紫外線が当りだしてから日焼けしてしまう(=紅斑といって赤い斑点が出て炎症を起こしている状態)まで、人によって個人差がありますがだいたい15分~20分と言われております。
それをSPF30なら30倍遅らせることができるという意味です。
なので残念ながら日焼け止めを塗ったからといって100%紫外線が防げるというわけではない、ということなのです。
つまりSPFとは「時間」ではなく防御力(強さ)であると言えます。
選び方のポイントは、通勤やおつかいなど1時間以内のお出かけには35程度、1時間以上のレジャーやスポーツには50以上を使うことをおすすめします。
また日焼け止めは時間が経つとともに効果が減ってきます。こまめに塗りなおしましょう。
SPFは、『なんとなく数字が大きい方が良さそう‥!』と
選んでいた方も多いかもしれませんが
どういう効果があるのかまで詳しく知らなかった方も多いのではないでしょうか?
大きい数字のものの方が、もちろん日焼けが起こる時間を遅らせてくれるのには違いありませんが、
肌への負担なども考えてTPOで使い分けをすると良さそうです。
PAもSPFと同じくらい大事!
PAを表す数値は数字ではなく”+”を使っているので、
どういうものなのか知らないとそこまで重要視することはなかったかもしれませんね!
今では紫外線A,Bともに肌は勿論、髪の毛にも使える日焼け止めがあります!
紫外線で髪が退色する理由は、紫外線によって、メラニン色素が壊されてしまうからなのです。
まずダメージをうけるのが髪の表面を覆っているキューティクル!
ダメージがすすむとキューティクルは剥がれてしまいます。
そして髪の内部に紫外線が入り込んでしまいます。それが色落ち、カラーの褪色の原因となるのです。
頭皮の健康と、艶やかな黒い髪を守る為には日焼け止めや日傘などで髪と頭皮を紫外線から守りましょう。
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