本田晋一
2016/04/26
こんにちは!
大阪で美容師をしている本田晋一と申します。
今回のお悩み解決のテーマは・・・
学生の方は夏休みになるとカラーをして学校が始まると”黒染め”をしたり
また、大学生の就活などで”黒染め”をして就活が終わったので明るくしたい!そんな方いませんか?
何かと黒染めをされている方は多いかと思います。
そして学生時代も終わりいよいよ社会人になるそこの貴方!!
明るいのが職場でNGなので黒染めしないといけない・・・
何かと”黒染め”というキーワードが飛び交う時期、また明るく戻したいなどと考えている方はしっかりとした知識を持って“黒染め“に臨んだ方がいいです!
何も知らないと大変なことになるかもしれませんよ!!
黒染めは明度の低い(暗い)黒いヘアカラー剤を使用して真っ黒にすることです。
ただ、黒といっても黒の捉え方は様々なので本当に真っ黒にしないといけないのか、どの程度黒くしなといけないのかを確認した上で黒染めをした方がいいでしょう。
では次に黒染めにする方法ですが
ひとつは市販の黒染めカラーを購入してセルフで染める方法
もうひとつは美容院で美容師に染めてもらう方法
と大きく2つに分かれると思います。
ではセルフで染めるのと美容院が染めるのと一体何が違うのでしょう。
「黒く染めるだけだから一緒でしょ」「美容院に行くと料金が高いから自分でしちゃってもいいよね?」
なんて思っている方もいるかと思いますが、ここでどちらで黒染めをするかの判断を間違えると後々大変なことになるかとしれません!
また、そんな考えを担当の美容師さんに聞いたら
「今後一生黒で生き続けていくならどうぞ。」「それ以外は絶対にやめたほうがいい!!」
「次明るくするときに思ったと通りにならないですよ!」と。。。
と言われるはずです。←まじです。
では、なぜセルフ黒染めはそんなにいけないのかを説明します。
1)明るくしたときに赤味がかなり強く出る
市販の黒染めは、元がどんな色の人でも確実に黒くするように作られています。
いわゆる失敗を防ぐ為です。
そのため、濃い赤を含んだ黒褐色の色素がたっぷり入っています。
徐々に色が取れてきたときに赤茶けた茶色になってしまいます。
でも美容院で染めるなら、「色が抜けたとき、赤みが出にくいようにして下さい」と言えば色々な調合をしてくれるはずです。
2)市販の黒染めはかなり傷む
先程も言った通り市販の黒染めは、元がどんな色の人でも確実に黒くするように作られています。
ですから必然と薬剤のパワーも比較的強めに設定されているものが多いのです。
黒にするためにパワー強めで確実に髪の芯まで黒くさせるイメージとなり、パワーが強い分髪への負担も大きくダメージさせる可能性も大きくなります。
髪は黒く染まりますから傷んで見えにくくなりますが実際はかなりのダメージが出ているということです。
3)次に明るくしたい時に、どうしてもムラになる
自分で黒染めをするときに、どんな手先が器用な人でも、均一に薬剤を塗るのは至難の業です。
一見上手く染まっているように見えても、、ムラに染まったりしています。
そのように濃く染まっているところ、薄く染まっているところが混合したムラのある状態のまま明るく戻そうとすると100%ムラが出来きます。
つまり、次回のヘアカラーにかなり悪影響を与えてしまいます。
1番の障害は次に明るく染め直したい時に【明るくなりにくい・色が入りにくい】ということです。
黒染めされている方は染料がかなり濃く残っている場合が多いです。
髪の芯まで黒く染まってしまっているため中々色味が取れずに残ってしまうということです。
1年前の黒染めが残っている・・・なんてこともあるくらいです。
そして赤味が出やすいということから【外国人風カラーやアッシュにしにくい】ということもかなりの障害になります。
綺麗なアッシュやグレーなどのヘアカラーに染める場合に1番大切なことは
【アッシュを入れる前の土台に赤味がないこと】が全てとなります。
黒染めをされていても一度明るくしたときに赤味が出なければ綺麗なアッシュグレーにすることはもちろん可能です。
ですから市販の黒染めの履歴がある方は赤味が出やすいので注意が必要なのです。
また、市販の黒染め履歴がある方がアッシュやグレーにしたいとなった場合は残留する赤みを取るためにブリーチを使用しないといけない場合もあるため、希望の色味にするにはダメージが伴う可能性が高くなります。
黒染めがムラで染まっていると美容師が染めてもムラになります。そして毛先がかなり赤くなります。
そもそも明るくならない確率が高いです。
赤くなりすぎると、アッシュやグレーにしたい!なんて願望は100%叶いません。
逆にそうなると、のちに大きな代償を払うことになってしまういお金も時間も余計に消費してしまいます。
美容院で黒染めをする場合は黒にするためのいくつかの方法があります。その方法についてはカウンセリングの時に
●どれくらい黒染めを持たせたいのか
●黒染めした時の明るさ(真っ黒なのか自然な黒なのか)
●次回に染めたいカラーの色味・明るさ
などによって色々ご提案させてもらっています。
例えば
黒染めする期間が実習などで1週間の方と就活でなどで半年くらいの方では色の濃さを変えます。
美容院では様々な明るさの違う薬剤を置いているのでその黒染めを持たせたい期間に合わせて薬剤をコントロールできます。
色が退色してきたときに赤くなりたくない方は”アッシュ黒染め”なるもので染めます。(長期間は持たせられませんが・・・)
“アッシュ黒染めというのは濃い青い染料の薬剤を使用して黒っぽく見せる手法となります。
真っ黒でなくてもいい場合は希望の明るさに合わせた薬剤を選定して染めることも可能です。
このように美容院では、その希望の黒染によって1人1人に合わせた調合でベストな黒染めをご提案しています。
元に戻せる黒染めも可能となりますのでご安心ください。
黒染めするにしても明るくするにしてもまずは担当の美容師さんにしっかり相談しましょう!
貴方の髪の毛を誰よりも理解している美容師さんのアドバイスが一番有効です。
黒染めをした後のなりたいヘアカラーをイメージしてどうするべきかを考えましょう!
髪の毛が知らないうちにボロボロになった・・・
なんてことは絶対に合ってはならないことですから・・・
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