町田聖彦
2018/06/28
今回は
【ブルー】
【グリーン】
【スモーク】
のみで表現したヘアカラーを紹介します!
この三色だけでも、配合の比率によってはかなり幅広く対応可能です。
あと重要なのは、
【オキシ(2液)】!
アルカリカラーの薬剤には1液と2液があり、
1液は、染料・アルカリ剤etc.が配合されています。
そして
2液というのがオキシ(正式にはオキシダント)・過酸化水素といわれるもの。
この二つをミックスすることで薬液は反応し
キューティクルを開き浸透して脱色と染色をしていきます。
そのときに、主に脱色を行っているのが【オキシ】なんですが、
オキシには6%と3%という種類があります。
6%のほうが脱色力が強く
3%のほうが脱色力が弱くなります。
なので、基本は
明るくする場合→6%
暗くする場合→3%
と使い分けていきます。
例えば、
根元は新しく生えてきた毛髪(黒い髪)を明るくしたいので6%
毛先は以前のカラーが抜けていて、暗くしたいので3%
といった具合です。
毛先は現状より暗くするならば、
今以上に脱色する必要はないので脱色力の弱い3%を使用して、負担を軽減したりしています。
あとは根元のカラーでも、白髪の多い場合は3%を使うなど・・・。
このように目的や髪の状態によって【オキシ】を使い分け、コントロールしていくのがサロンカラーの特徴の一つでもあります!
上記の使い分けが基本にはなりますが、ケースバイケースで
更にさまざまにコントロールしていきます。
そこで、今回の例ですが
【ブルー】【グリーン】【スモーク】を
根元のオキシを3%
毛先のオキシを6%
にして染めています。
自然にグラデーションに仕上げるため、根元は明るくしすぎないよう弱めの脱色。
毛先はすでに明るくなっている状態でしたが、ややオレンジ味があるのでもう少し元の色素を抜きながら染めて、よりアッシュ寄りにするため6%を使用しました。
このように根元を暗めに仕上げたり、明るくなりやすい髪質の場合3%を使用。また3%と6%をミックスして脱色力を和らげる。毛先(染めた履歴のある髪)も、状態や目的に応じて調整していきましょう!
1液の組み合わせでのコントロールはもちろん
【オキシ】次第でも、表現は広がります!
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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町田聖彦
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