樋口祐次郎
2018/04/05
こんばんは!
宮城県仙台市泉区泉中央と富谷市成田で美容室をやってる樋口です
“お客様の名前を3回呼べ”
自店の接客マニュアルや、セミナー、新人教育の時に1度は耳にした事があるんではないでしょうか?
お客様が来店してから帰るまでの間に、最低3回はお客様の名前を呼べ。
僕は以前勤めていたサロンでそう習いました。これから習う子達もいると思います。
もちろん徹底出来てた訳ではないですが意識はしていました。
そんなある日、マニュアル通り待合から席にご案内する際
「◯◯ ◯◯◯様、お待たせ致しました!」
と笑顔で声かけし、席に着き、カウンセリングをしようとした時にお客様からこう言われました…
「名前呼ばないでくれませんか?」
へっ!?(心の中)
正直かなり動揺。
当時、まだ自分が若かったのもあって理由がわからないまま平謝りでその日はやり過ごせたんですが、そのまま3ヶ月経っても来なくなってしまい・・・
モヤモヤ・・・。
たまたまそのお客様は自分の知り合いからの紹介でいらした方だったので、
知り合いに連絡をして事情を話して、
改めて謝らせてもらうのと、いったい何が怒らせてしまうポイントだったのかを教えてほしいと頼み、
後日、運よくその方との食事のセッティングをしてもらえました。
その日の出来事を率直に聞いたところ、
「まわりのお客さんに自分の名前を知られたくない」
と。
話をしていく中で教えていただいたのが、
その方はサロンのある近辺や首都圏内に不動産をもっていて、商売上あまり自分の生活圏内であるサロンで自分がいるということを知られたくないという事でした。
なるほど・・・。
当時の自分の経験値では考えもつかない理由でした。
若さとはこういうことか・・・と(涙)
この事例は稀なのかもしれませんが、少なからず同じようなお客様はいたはずだし、これ以外の理由で何も言わず来なくなってしまっているお客さまも絶対にいるわけで。
自分にとってはこれがいい経験になって、
それまでの概念や自分のサロンや先輩方のアドバイス、外部セミナーで習うこと、
その他から得た情報もあくまで引き出しが増えたにすぎず、目の前のお客様一人ひとりには必ずしも当てはまるものではないんだなと学ぶことが出来ました。
自分のサロン内のルールやマニュアル。
自分から得ようして得た知識ほど、自分を狭めてしまう事もあるので、受け皿の部分は幅を持って置くといいかもしれませんね^ ^
自戒。
(おまけ)
これは僕の16年の経験上間違いのないデータなんですが、
カラーを塗ってる時や縮毛矯正のアイロンをしてるときに、お客様が不機嫌な表情をする時があります。
その理由は・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
ただただ眠い。
これです。w
眠いけど、こちらの作業の支障にならないように必死に眠さと戦ってくれているんです。
そんな時は、
「目閉じて休んでください♪」
とやさしく声をかけてあげてください。
怒ってるのかな?と気を使って変に話をしたりすると余計お客様はつらいです。
でも本当に怒ってるときもあるのでその辺は空気よんでください笑
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