スズキユタカ
2017/10/06
仙台のキラーナという美容室で美容師をしております。スズキユタカです。
これはTHROWのコンセプトなわけですが、アッシュというのは非常に繊細なカラーです。
そして、ぼくはもとよりジャーナルの記事でも「暗めにカラーして褪色くるのを狙う」という手法はアッシュ系のカラーをキレイに出すのには有効だったりします。
例えば、これくらいのビフォアの場合(ピントが合ってなくてすみませんw)ですが、この場合はブリーチでハイライトが入っているので褪色も早くなりがちです。
そういった場合の仕上がりは
これくらいまで抑えます。この時に使ったのはアッシュ、モノトーン、ブルーをミックスしたカラー剤です。
そしてこれが10日ほど経った状態がこちらです。
褪色は初速の方が早く抜けていきやすいので、ここからの褪色は穏やかになります。
なので、この仕上がりを目指してしまうとかえって程よい状態が短期間で終わってしまうことになりやすいです。
これからの季節、ダークトーンも増えてくると思いますがその場合はますます少し暗めの方が抜けてきた時にいい感じになりやすいです。
ただし、美容師さんにオーダーする際はしっかりと理想のイメージを伝えた上で少し濃いめに染めてほしいと伝えましょう。
褪色をコントロールすることを前提においての薬剤チョイスをしないと、次のカラーに影響したり最悪の場合明るくしにくい状態になりやすかったりしますので…。
ご参考になれば幸いです!
KiRANA SENDAI
スズキユタカ