高雄篤史
2017/05/09
近年シャンプー剤の中でもノンシリコンシャンプーという言葉をお客様からよく聞きます
僕からするといつも違和感があって
「そもそもシャンプーにシリコン入ってないはずなんだけどなぁ…」
と感じていて、トリートメントなどに入っていたりはするんですがね
特にこのスロウジャーナルではヘアカラーに役立つ事や、お役に立てる情報を提供させて頂いています
今一度簡単に知識と必要性を考えてみましょう
「珪石」という石で誰でも目にした事のある石なんです。
そして色々な場面で活躍していて、日用品ならトイレットペーパー、柔軟剤など
医学では人工心肺膜
あとコンタクトレンズなども有名ですね
基本的なスペックとしては
熱に強い
摩擦を軽くする
アレルギーの人がいない
といった所。
なるほど納得だし、おしりにも優しい。
髪の毛にも同じ事が言えますよね?
そして原材料が石だというのも驚きですが、石アレルギーの人もいないので安全ですし、コスト面も比較的手頃でしょうね
シリコンは耐熱性や摩擦の軽減、手触りを良くする目的があります。
ドライヤー、コテ、アイロンなどを使用される方には必要な内容かとは思います。
ロングヘアーやこれから伸ばしていきたい方は無しでは中々厳しいのではないかな…
アウドバスのオイルなども同じ事なので、シリコンはあった方が髪は守れるような気がします
ノンシリコンシャンプー、ノンシリコントリートメントの効果
本当にシリコンの目的の耐熱性、摩擦軽減、手触りを無くしたとして
地肌に優しい、髪に優しい
というイメージでいったとしましょう
そのまま仕上がったら、髪の毛バシバシです。
やはり他のものでカバーしますよね?
それが何なのかはメーカーによるのでしょうが、そんなにシリコンは危ないものなのでしょうか?
正直いって7年前位の市販のシャンプーにはけっこうドバドバにシリコンが入っていたと思います。
主成分が粗悪なので、バシバシに仕上がるのをカバーする変わりにシリコンのツルツルに頼ってるってことが多いです。
(全部じゃないです。特に美容院系のはこだわってシリコン入っているってこともあります)
市販品でシリコンが入っている場合はほとんどこういう理由かと。
※某CMで見るシャンプーを毎日使っているお客様の髪がシリコンでベタベタになっていた方が当時いらっしゃいました。
さすがに市販メーカーも、シリコンの量を気をつけたようで最近では※の様な事は無くなってきましたね。
大手メーカーが販売を締めている中でノンシリコンシャンプーといった戦略で大手に負けない様な打ち出しをしていったのが今に至るのですが、その浸透っぷりは凄まじく、美容メーカーさんのお話しだと
「シリコンって記載してあると、もう売れないんです」
だそう。
ノンシリコン=悪で髪に良くない
そんなイメージが広がった可愛そうなやつ。
それがシリコン。
最初にもお伝えしましたが、シャンプーにシリコン入ってたか?という違和感。
トリートメントなどには必須ですが、サロンで販売されているもののほとんどにはシリコンは入ってません。
だからこんなにもノンシリコンシャンプーと騒がれているのに違和感があります
巷の噂で
洗うとシリコンが頭皮に詰まるとハゲる
肌にも良くない
全部研究でそんな事は無いと証明されているはずです。
髪に必要な成分やなりたい髪にはそれぞれ違います。
シリコン派の方も、ノンシリコン派の方も正しい知識を持って欲しいなぁ
今日はここまで。
また機会があれば続編と書こうと思います。
ではまたー
高雄
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