藤田 和彦
2024/07/16
くすみがかった寒色系カラーのアッシュ。アッシュカラーはブリーチなしでも透明感のあるおしゃれな髪色を楽しめます。
この記事では人気のアッシュグレーやアッシュベージュなど、ブリーチなしでも楽しめるアッシュ系ヘアカラーを明るさ別にご紹介します。
ブリーチなしでこなれ感のあるアッシュにしたい方や、学校や職場の規定で明るい髪色にできない方はぜひ参考にしてください。
美容院では髪色の明るさを示すために、このような「カラースケール」が使われます。レベル1が一番暗く、数字が大きくなるほど明るくなります。
日本人の多くは地毛が黒髪（4～6レベル）なので、ブリーチなしでヘアカラー剤だけで表現できる明るさには限界があります。
ブリーチなしで明るくできる限界の領域は12～14レベル程度。
そのためブリーチなしのアッシュとは、14レベルよりも暗い仕上がりのアッシュを使ったヘアカラーです。
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ここからはブリーチなしのアッシュカラーを明るさ別にご紹介します。まずは7レベルまでのダークトーンのブリーチなしでできるアッシュカラーです。
7レベルくらいの明るさは、僕個人的にはかなりおすすめです！一見普通の黒髪のように見えるけれど、よく見ると「その人らしさ」を感じるような色味やニュアンスをプラスでき、さりげなくおしゃれを楽しめるのが7レベル。
もちろん髪色規定に厳しい職場でも問題のない、ワンランク上の上質カラーです。
引用元：カラパレ
ブリーチなしで6レベルのブルーアッシュ。黒髪のように見えますが、ほのかに青みを感じる抜け感のある暗髪です。
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ブリーチなしで地毛風の仕上がりのダークアッシュ。これなら髪色に厳しい職場でも問題なしです。
引用元：カラパレ
ブリーチなしでツヤ感たっぷりのアッシュブルージュ。ブルージュはブルーとベージュを組み合わせたヘアカラーです。
暗めに濃厚なブルーを入れることで、上品で大人っぽい雰囲気を演出できます。色持ちがよく、色落ちした後もキレイなアッシュになります。
引用元：カラパレ
ブリーチなしでも透明感抜群のアッシュブラウン。赤みを極力抑えた髪色なので、こなれ感のある雰囲気に。
毛先に動きを付けると透け感がキレイに出ておすすめです。
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ブリーチなしで7レベルのアッシュグレー。もともと赤みが強い髪質でしたが、スモークをプラスして赤みを抑え、透明感のあるアッシュグレーに仕上げています。
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引用元：【赤みが消え切らない人必見】柔らかいアッシュベージュ鉄板レシピ
ブリーチなしで7レベルのアッシュベージュ。ダークトーンのアッシュは大人の女性に特に人気です。
ツヤ感が出やすく、根元が伸びても気にならないため、妊婦さんをはじめなかなか美容室に来られない方にもおすすめの髪色です。
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ブリーチなしで7レベルのダークアッシュブルージュ。ほぼ黒髪に近い明るさですが、もともとそうであったかのような色合いが人気のヘアカラーです。
暗めでもしっかりとアッシュを感じることができます。
青や紫が入った絶妙な色合いのマーメイドアッシュ。室内だと染めているのか気づかれないほどの明るさです。外や白昼色の電気の下でほのかに色味を感じられます。
ここからはミディアムトーン（8～11レベル程度）のブリーチなしのアッシュカラーをご紹介します。
8レベル以上になると、室内にいても染めていることがわかる髪の明るさで、しっかりと色味を感じることができます。先ほどの「ダークトーン」よりも透明感と個性を出したい方におすすめです。
ミディアムトーンになると、髪色規定に厳しい職場ではNGになることがあるかもしれません。一般的には7～8レベルまでを髪色の明るさの上限とされている企業が多いようです。
ブリーチなしで8レベルのアッシュグレーです。濃いめのアッシュで赤みをしっかり消して、抜け感を演出しています。
ブリーチなしで9レベルのミルクティーアッシュブラウン。
ハイライトとローライトを入れたおしゃれなスタイルです。見る角度によってさまざまなニュアンスに変化するので、普通のカラーに飽きてきた方におすすめです。
巻き髪との相性もいいブリーチなしのアッシュベージュ。巻くことで髪の毛に束感が出て、光に透けやすくなります。
大人かわいい雰囲気に、落ち着いたアッシュ系のカラーがとても合いますね。
色味のあるピンク系メイクなどに合うブリーチなしで暗めのアッシュグレー。明るめの肌の方にもよく合う髪色です。
メイク映えする暗めのカラーは、色持ちもよく人気のヘアカラーです。透け感、抜け感があるので、暗めでも重く見えないのも◎。
ブリーチなしで9レベルのアッシュブラウンのロングヘア。アッシュといえばロングといってもいいほど、アッシュとロングヘアは相性抜群です。
ロングヘアは髪の面積が多くなるので、ヘアカラーを最大限に楽しめるのが魅力。
見る角度によって色の見え方が変わるので、立体感がキレイに出やすくなります。巻き髪にもよく合いますよ。
ブリーチなしでやや明るめのアッシュを入れたフォギーベージュ。明るさは9レベルくらいです。
ローライトを少し入れて立体感を出しています。髪の毛がやわらかく見えるので、硬い髪質の方におすすめの髪色です。
人気のミルクティーアッシュ。少しだけピンクを入れて、くすみすぎないあたたかみのあるアッシュに仕上げています。
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ブリーチなしで10レベルのスモーキーアッシュ。絶妙なくすみ感がおしゃれで光に透かすととてもキレイです。
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透明感とやわらかさが魅力の10レベルのラベンダーアッシュ。やさしい雰囲気にしたい方におすすめです。
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ブリーチなしで11レベルのアッシュベージュ。
やわらかい質感のアッシュベージュは、上品さと華やかさのある愛されカラー。前髪は軽く流すとかわいく仕上がります。
ブリーチなしでも透明感抜群のマットアッシュ。グリーンが入ったくすみのある仕上がりです。
アッシュベージュをベースにハイライトを入れたトレンドのスタイル。
ハイライトを入れることで立体感が出て、よりこなれ感のある仕上がりに。顔まわりにローライトを少し入れても、小顔効果があるのでおすすめです。
巻き髪との相性もよく、ミディアム〜ロングヘアの方にぴったりのヘアカラーです。
絶妙な色味がおしゃれな11レベルのアッシュグレージュ。
ベースが明るい方は、1回のヘアカラーでここまでキレイなアッシュグレージュに。ブリーチなしなら髪を傷めずに理想の髪色にできます。
ゆるく巻いてもかわいいヘアスタイルです。
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ブリーチなしで明るくできる限界の領域、12～14レベルのアッシュカラーをご紹介します。一般的にハイトーンと呼ばれる明るさですね。
完成度が高く、透き通ったキレイな色味のアッシュに仕上がります。
ブリーチなしで13レベルのアッシュベージュ。ハイライトも入っていて、立体的な仕上がりです。
巻き髪との相性抜群な13レベルのアッシュブラウン。ブリーチなしでも透明感のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
ブリーチなしでは限界の明るさ14レベルのアッシュグレージュです。ハイライトを入れて自然な動きを出しています。
透明感抜群の14レベルのアッシュベージュ。明るめでも派手すぎないやわらかい雰囲気に仕上がります。
「ブリーチなしがいいけれど、明るさや透明感のあるアッシュにしたい！」そんなときにおすすめの方法をご紹介します。
ブリーチなしでヘアカラー剤のみを使って髪色を明るくするには、1回目のヘアカラーで限界まで明るくした後、さらにヘアカラーをして色味を入れる「ダブルカラー」という方法があります。
1回でカラーリングするよりも明るくなり、複雑な色味を表現することも可能です。
明るさや透明感のあるアッシュカラーにするには、一度で理想の仕上がりを目指すのではなく、アッシュカラーを積み重ねて髪色を育てるのもおすすめです。
くり返しアッシュで染めることでカラーが定着しやすくなり、透明感が増していきます。ブリーチなしで透明感のあるアッシュにしたいときは、担当の美容師さんと相談しながら段階的に理想の髪色を作っていきましょう。
ハイライトは髪の表面に細かく明るい色を入れるスタイルです。表面に明るい毛束が多くできるので、髪色を自然に明るく見せられます。
ハイライトはブリーチをするのが一般的ですが、ベースよりも明るいヘアカラー剤を使い、ブリーチなしで入れることも可能です。
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引用元：カラパレ
アッシュ系のヘアカラーは、他のカラーに比べて色落ちが早い傾向があります。しかしブリーチなしのアッシュカラーはブリーチありの場合よりも、色落ちのスピードはおだやかです。
また、以下のヘアケアを意識することでキレイなアッシュカラーを長持ちさせることができます。ぜひ実践してみてください。
摩擦や紫外線は髪のダメージにつながり、色落ちスピードを速める原因になります。シャンプー後にタオルで髪をゴシゴシ拭いたり、絡まった髪を無理にブラシでとかすのはNG。
また、外に出るときは帽子や日傘などで紫外線から髪と頭皮を守りましょう。
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濡れた髪はキューティクルが開いた状態でダメージを受けやすくなっています。お風呂から出たらできるだけ早めにドライヤーで髪を乾かすことが大切です。
ドライヤー前には洗い流さないトリートメントを使うと、ダメージと乾燥を防げるのでおすすめです。
ロレッタ エメ ナイトトリートメントは寝ている間にじっくり浸透する美容液成分配合のトリートメント。
うねりや広がりを抑え、翌朝までしっとりまとまります。オイルが苦手な方にもおすすめです。
色落ちしやすいアッシュカラーに染めたら、2～3日に1度カラーシャンプーを使うのがおすすめ。カラーシャンプーには色落ちを防ぎ、色持ちをよくする効果があります。
スロウ カラーシャンプー アッシュは、抜けやすい寒色系の染料を補いながら赤みを抑え、アッシュカラーの色持ちをよくします。ダメージケア成分配合で、やわらかな手触りとツヤのあるキレイな髪色に。
引用元：カラパレ
今回はさまざまな明るさ（レベル）のブリーチなしのアッシュカラーをご紹介しました。赤みのないアッシュなら、ブリーチなしでも十分透明感のあるおしゃれな髪色にできるので、ぜひお気に入りのアッシュカラーを見つけてみてください。
また、明るさによって印象は大きく変わりますが、大事なのは自分がどうなりたいか、そして自分をどう見せたいかだと思います。それによって、その人に合った明るさや施術方法が変わってきます。
僕たち美容師は髪のプロです。迷ったらぜひご相談ください。
「やわらかい雰囲気で」
「暗めだけどいい感じで」
「大人っぽくしたい」
「斬新なやつ」
「好印象なイメージ」
そんな感じでOKです！
あなたのライフスタイルに合ったあなただけのヘアカラーをご提案します。
ジールサロン
藤田 和彦
