IJK OMOTESANDO代表芝原俊輔
2017/02/14
THROWジャーナルをご覧の皆様こんにちは。
IJK OMOTESANDO代表の芝原です。
皆様は髪の毛を染める際…..
どちらでしょうか?
我々、美容師をしていると「家で染めたら髪が傷んだ….」なんて声はよく聞きますが、なぜ傷むのか?
解説していきたいと思います。
ホームカラー剤というのは基本的に薬のパワーをかなり強く設定してあるものがほとんどです。
髪質に合わせてプロが選ぶサロンカラーとは違って、軟毛、硬毛、剛毛、ダメージのある毛先、ダメージのない根元など、全ての髪質、部位に対して染められるようにパワーを強めにしてあります。
我々美容師は、
パワーが強いカラー剤が必要なのは黒髪が生えてきている根元だけの場合だと根元以外のカラー剤のパワーを弱めたり、元々染まりやすい髪であれば黒髪の根元の部分であってもパワーを弱めて入っても十分染まる事を知って居るので、全体のカラー剤のパワーを弱める判断をサロンでしたりしています。
髪の状態をそこまで判断出来ない美容師以外が使う用としてホームカラーは製作されているので、基本的にどの部位にも染まるように薬剤の力が強く設定してあり、それが痛みの原因になることが多々あります。
ヘアカラーは基本的にキューティクルを開いて→色を抜いて→色を入れていくという作業を行っていくのですが、そもそもキューティクルが開いている傷んだ部位には薬剤のパワーはそんなに必要ありません。
ホームカラーで染めるというのは過剰にパワーの強いカラー剤で染めてしまう原因となります。
先ほどの項目と類似する部分がありますが、
先述の通り美容師は根元と毛先で薬剤を変えたり、
時間差塗布をして毛先の薬剤放置タイムを少なめにしたりして、ダメージコントロールを行ったりします。
ご自身でカラーされる場合だと、
「自分で根元2センチだけ塗る。」とか
かなり難易度が高いと思われます。
そのため塗りやすさで「泡カラー」が選ばれたりしますが、結局は同じです。
きちんとした薬剤の塗り分けは不可能ですよね。
最強パワーの泡カラーで毛先まで塗布。
なんて考えたら…..
痛むのも必然ですね。
美容師さんはカラー剤によって、また元の髪色や髪質によって、放置時間の設定を変えています。
「暖色系カラーは25分。寒色系カラーは20分」といったように色味で変えることもあれば、
「根元から中間は20分。毛先は5分のみ」
など、部位によって変えることも。
そこまでの判断がホームカラーだと難しいと思われます。
これもまた痛む理由の一つですね。
1.薬剤のパワー
2.塗布のテクニック.塗りムラ
3.適切な放置時間
これらが大きな理由となります。
簡単なように見えてとても奥が深いヘアカラー。
実は美容師は色んなこと考えてカラーしているんです。(笑)
サロンカラーを選ぶメリットは髪にとっては大いにある。
と、いうことを知ってて頂ければ幸いです。
いかがでしたか?
ホームカラーで髪が痛む理由3選でした。
皆様の髪が健康に綺麗で保たれますことを願っております。
皆様、良いヘアカラーライフを。
IJK OMOTESANDOの芝原でした♪
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