新井 誠
2016/08/18
どうも。成田の美容師、新井です。
そんな『成田』という都心からはそれなりに離れた場所で、美容師をさせていただいているのですが、結構色んな場所からお客様がいらしてくれているのです。(心底幸せ)
そこで、そういった遠方のお客様が来られたときに良く聞く共通の悩みが2つほどあります。
一つは、
正直なところ、まぁ『アッシュ』というのは、人によってもちょっとニュアンスが違かったりしますからね。
そして、やはり『アッシュ』というのは、染める前の土台がとても大事。
元の髪質や、髪色などにもかなり影響をうけるのが『アッシュ』なので、
一回のカラーでは土台が出来ておらず、無理な場合もございます。
なので、私の場合は赤みを取るために『ダブルカラー』で、一度それなりに髪を明るくしてから、濃いめの『アッシュ』を入れたりして、【理想のアッシュ】に近づけたりもします。
もしくは、一ヶ月周期などで、しっかりとした『アッシュ』を3回ほど染めさせていただいて、徐々に赤みを取り去りながら、『アッシュ』を髪に馴染ませていくといったような方法を取ったりしています。
そういったことをして、アッシュに染まってくれるような『土台』を作ることで、私はキレイなアッシュをつくっています。
(ちなみにこちらは3回ほど『アッシュ』を重ねさせていただいたことで出来た、『至高のアッシュ』です)
「せっかく良い色入ったのにすぐ落ちちゃう。。。」
といったようなお悩み。
これは、『アッシュ』という色味を入れる際には、どうしても【青】の色味を使っているので、それがとても落ちやすい色なのです。
【青】という色味は、髪に入りやすく、抜けやすいのです。
他の【赤】のような色味に比べて、どうしても色が落ちやすくなってしまうんですよね。
カラー直後の一週間は、髪の毛の状態も不安定になりやすく、青が落ちやすいのも相まり、どうしても色が落ちやすいです。
なので、私はそういった悩みを持つお客様には、狙っている仕上がりの明るさよりも1.2トーン下げてカラーをさせていただいております。
そうすることで、一週間後に狙った色味がくるように調整して、カラー後の髪が落ち着くところで一番良い色味がくるようにしています。
そうすることで、その後の色落ちが滑らかに。
やっぱりずっとキレイでいてほしいですからね。出来るだけ長く持つように。
そして、その後も一ヶ月周期くらいで3回ほど同じように染めさせていただいていれば、その頃には赤みも徐々に取れていき、暗くても透明感のある『アッシュ』がいつの間にか完成しているものなんです。
これで『色落ち』もしっかりカバー出来て、さらに素敵な『アッシュ』も手に入れられちゃいます。やったね。
ちなみにこのやり方だと、濃いめに入れた色というのは、シャンプーをいつもより多めにすれば色落ちは早くなるので、もしどうしても「色が濃すぎるなー」といった場合にも自分でコントロールが可能です。
これは、逆に落ちやすい【青】という色素が含まれる『アッシュ』だからこそ【コントロール】が出来ちゃうのです。
なので、色落ちが早くて悩める貴女にオススメの『アッシュ』の染め方です。
多少なりとも、カラーに悩める方へのアドバイスになれば幸いです。
それではっ!
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